UAE在住者のアラビア語——挨拶と日常フレーズ、現地文化への敬意
UAEの公用語はアラビア語ですが、ビジネス・日常では英語が通じます。それでも基本的なアラビア語の挨拶や表現を知っていると、現地の人との関係が変わります。
UAEに住んでいて「アラビア語が話せなくても完全に生活できる」のは事実だ。ドバイの職場・商業施設・サービス業は英語でほぼカバーされる。それでも、アラビア語の挨拶を一言知っているだけで、現地エミラティ(UAE国民)や同僚との距離が縮まることがある。
アラビア語の基本挨拶
UAEで使われるアラビア語はレバント・エジプト・湾岸アラビア語の影響を受けた口語アラビア語(アラビア語方言)だが、湾岸アラビア語(ガルフ方言)が公的な場面では使われる。
日常で使える挨拶:
| 表現 | 読み方(カタカナ) | 意味 |
|---|---|---|
| السلام عليكم | アッサラームアライクム | 「平和があなたに」(最も一般的な挨拶) |
| وعليكم السلام | ワアライクムッサラーム | 上記への返答 |
| صباح الخير | サバーフ・アルハイル | おはようございます |
| مساء الخير | マサー・アルハイル | こんにちは(夕方) |
| شكراً | シュクラン | ありがとう |
| عفواً | アフワン | どういたしまして/すみません |
| إن شاء الله | インシャーアッラー | 「神のご意志あれば」(了解・将来への約束に添える言葉) |
「インシャーアッラー」は日常会話で非常に頻繁に使われる。「はい、やります(でも神のご意志次第)」というニュアンスで、約束の確実性については文脈で判断が必要なことも多い。
文化的な配慮
UAEに滞在・在住するうえで知っておきたい文化的な背景がある。
ラマダン(断食月) イスラム暦の9月目で、ムスリムは日の出から日没まで断食・飲食を控える。非ムスリムの外国人は同様の義務はないが、公共の場での食事・飲酒は禁止(一部の指定エリアを除く)。ラマダン中は官公庁・銀行の営業時間が短縮される。
ドレスコード ショッピングモール・商業施設等では露出度の高い服装は避けるのが礼儀とされる。政府機関・モスク周辺では特に。ビーチやプールでのビキニは指定エリアで許可されているが、街中や商業施設では控えることが基本だ。
挨拶のマナー エミラティ男性と初対面の女性が握手をする場合、相手から手を差し出すまで待つのが礼儀とされる。男性同士は握手・ハグが一般的。
英語の役割
UAEの実質的な共通語は英語だ。外国人労働者の多くは英語でコミュニケーションを取る。公共サービスの標識・アナウンス・ウェブサイトも英語とアラビア語の併記が基本。
ただし、エミラティの人々にアラビア語で一言挨拶するだけで「あなたはここで暮らしている人だ」という印象を与える場面がある。言語のスキルよりも、文化への関心を示す姿勢が大切だ。
少しずつ学ぶなら
ドバイ・アブダビには語学学校・カルチャーセンターでアラビア語コースが開催されており、週1回の通学コースから週末集中コースまで選択肢がある。費用は月500〜1,500AED(約20,500〜61,500円)程度が多い。Duolingo等のアプリでも現代標準アラビア語の基礎は学べる。