ドバイメトロ2026——Route 2020延伸と公共交通の現実的な使い方
2020年に延伸されたドバイメトロRoute 2020はExpo City方面への新路線。NOLカードの使い方、タクシーとの組み合わせ、実際の通勤圏の現実を在住者目線で解説。
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ドバイには地下鉄(Metro)がある。2009年開通の赤線(Red Line)と緑線(Green Line)が骨格で、2020年に赤線からExpo City方面への延伸(Route 2020)が加わった。
「中東の都市に地下鉄がある」こと自体に驚く人もいるが、実際に使ってみると日本のそれとは「使いやすさの質」がかなり異なる。
ドバイメトロの実態
赤線はドバイ空港(Terminal 1・3)からJumeirah Lake Towers(JLT)、Expo City方面まで延伸しており、主要エリアをカバーしている。緑線はGold Souk、Union、BurjumanをつなぐCity側の路線だ。
駅と駅の間隔が日本より広く、「最寄り駅から徒歩10〜20分」は普通の感覚だ。さらに猛暑期には駅から目的地まで歩くのが現実的でないため、タクシーやCareem(ライドシェア)との組み合わせが必要になる。
NOLカードの使い方
交通系ICカード「NOLカード」はメトロ・バス・フェリー・トラムで共通利用できる。シルバー(25AED)とゴールド(25AED + 保証金50AED)の2種類があり、ゴールドカードはビジネスクラス車両や特定エリアで使える。
1回の乗車料金は区間によって2〜8.5AED(約82〜349円)程度。デイパスは25AED(約1,025円)。
ラッシュアワーの現実
朝7〜9時と夕方18〜20時はビジネスエリア(Sheikh Zayed Road、Business Bay周辺)に向かう路線が混雑する。混雑度は東京の山手線ほどではないが、空調の効いた車内でも立ったまま乗ることになるケースがある。
女性専用車両が設定されており、先頭車両は「Women and Children Only」となっている。
メトロ圏内に住むメリット
メトロ駅の徒歩圏内(500m〜1km以内)に住むことで、車なしの生活が部分的に成立する。ただし「メトロだけで生活できる都市」にはなっていない。
特に郊外の住宅地に住む場合は、車またはライドシェアとメトロの組み合わせが現実的だ。通勤にかかるコストと時間を事前に試算してから住居を決めるのが、ドバイ生活の基本的な準備だ。