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ドバイのゴミ捨てルールと罰金——分別しない国で罰金は厳しい

UAEではゴミの分別義務はほぼないが、不法投棄や指定場所以外への廃棄には高額罰金がある。在住者が知っておくべいゴミ処理ルールと引っ越し時の注意点を解説。

2026-05-26
ゴミ捨て罰金環境ドバイ生活廃棄物

この記事の日本円換算は、1AED≒42円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(AED)の金額を基準にしてください。

日本のゴミ捨ては世界で最も複雑だ。曜日ごとに分別、指定袋、名前の記入、朝8時までに出す。ドバイに来ると、マンションのゴミシュート(各フロアにある投入口)に何でも入れていい。分別は不要。曜日も時間も関係ない。24時間、いつでも捨てられる。

この気楽さに慣れた頃、思わぬ罰金を食らうことがある。

基本ルール

UAEでは一般家庭のゴミ分別は義務化されていない(2026年時点)。各マンション・ヴィラに設置されたゴミシュートまたは大型ゴミ箱に捨てるのが基本だ。ドバイ市役所(Dubai Municipality)が回収を行い、埋立地またはリサイクル施設に運ぶ。

ただし、以下は明確に禁止されている。

違反行為罰金
路上への不法投棄500AED(約21,000円)
建設廃棄物の不法投棄1,000〜50,000AED(約4.2万〜210万円)
車の窓からゴミを投棄1,000AED(約42,000円)+ブラックポイント
指定場所以外での廃棄500〜1,000AED
有害廃棄物(バッテリー・ペンキ等)の一般ゴミ投棄2,000AED(約84,000円)

車の窓からタバコの吸い殻やペットボトルを投げる行為は、交通違反カメラで撮影されることもある。

大型ゴミの処分

家具・家電・マットレスなどの大型ゴミは、マンションの管理会社に連絡して回収を依頼するか、ドバイ市役所の指定回収ポイント(Waste Collection Centre)に自分で持ち込む。

ドバイにはいくつかの回収センターがあり、無料で受け入れている。ただし、大型ゴミを共用エリア(廊下・駐車場)に放置すると、管理会社から罰金を請求されるケースがある。

引っ越し時の大量ゴミ

ドバイでは引っ越しの頻度が高い。ビザの更新タイミングや家賃の値上げで年に1回引っ越す人もいる。引っ越し時に出る大量のゴミ(梱包材・不要な家具・衣類)は、以下の選択肢がある。

  • Dubizzle: 不要な家具・家電を無料〜低価格で出品。引き取り手が見つかることが多い
  • Buy Nothing Dubai(Facebookグループ): 無料で不用品を譲り合うコミュニティ
  • 寄付: Salvation Army UAE、Emirates Red Crescentなどが衣類・家具を受け付けている
  • 引っ越し業者: 一部の業者はゴミ処分も請け負う。追加料金200〜500AED程度

リサイクルの現状

UAEのリサイクル率は約20%(2023年時点)。政府は2030年までに75%を目指す目標を掲げている。2022年からドバイの一部地域でリサイクルボックス(プラスチック・紙・缶の分別ボックス)が設置され始めた。

スーパーマーケット(Carrefour, Spinners等)には空き缶・ペットボトルの回収機(Reverse Vending Machine)があり、ポイントが貯まる仕組みもある。

日本の分別文化に慣れた身からすると、「全部一緒に捨てていいのか」という罪悪感がある。ただ、この国のゴミ処理は分別ではなく「回収後の機械選別」に依存している。家庭での分別が進んでいないのは、インフラがそのように設計されているからだ。良い悪いではなく、仕組みが違う。

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