ドバイ外食事情——ハラル・インターナショナル・高価格帯
ドバイの外食は多国籍で多彩ですが、価格は高め。ハラルフードの基準・アルコールの制限・コスパの良い食事の探し方まで、在住日本人が知っておくべき外食の現実を解説します。
この記事の日本円換算は、1AED≒41円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(AED)の金額を基準にしてください。
ドバイは世界中の料理が食べられる都市だ。日本食・インド料理・レバノン料理・エチオピア料理・ペルー料理——国籍と料理ジャンルの多様さはかなりのレベルで揃っている。その代わり、価格は東京の外食と比べて全体的に高い。
ハラルフードの基準と日常
ドバイ(UAE)はムスリムが多数の国だ。市内のほとんどのレストランはハラル認証を受けた食材を使用している。牛・鶏・羊はイスラム法の定める方法で処理されたハラルミートが標準だ。
在住日本人が「豚肉はどこで手に入るか」と最初に疑問を持つケースは多い。豚肉はスーパー(Spinneys・Waitrose等の一部)の「Non-Halal」の専用コーナーで販売されている。ドバイではノンハラルコーナーが店舗内に設けられており、見えているが一般エリアとは分離されている。豚肉・ハム・ウインナーは入手可能だ。
アルコールの扱い
UAEはイスラム国家だが、ドバイではアルコール販売が許可されている。ただし免許を持つホテル・ライセンス取得レストラン・バーでのみ購入・提供が認められる。路面店やショッピングモールのレストランでは基本的に飲めない。
アルコール付きの食事がしたい場合はホテルのレストランを選ぶことになる。そのためレストランが高くなる要因の一つにもなっている。
在住者向けには、酒類の個人購入ライセンス(MMI・African+Easternのライセンス)を取得するとドバイ市内の酒販店で購入できる。ライセンス取得費用は200〜500AED(約8,200〜20,500円)程度。
外食の価格帯の現実
ドバイの外食コストの目安を整理すると以下のようになる。
| 種別 | 価格目安(AED) | 日本円換算 |
|---|---|---|
| フードコート・カジュアル | 25〜50 | 約1,000〜2,000円 |
| 普通のレストラン(1人) | 60〜150 | 約2,500〜6,200円 |
| ミドルクラスの日本食 | 100〜200 | 約4,100〜8,200円 |
| ファインダイニング(1人) | 300〜 | 約12,300円〜 |
フードコート(モール内)は比較的リーズナブルだ。インド料理・シャワルマ・フィリピン料理等のアジア系は安い傾向がある。日本食は材料輸入コストが高いため、一般的に他の料理より割高になる。
コスパよく食べる方法
在住者がコストを抑えるためによく使う方法として、以下が挙がる。
ランチメニューの活用 多くのレストランがランチ限定のセットメニューを提供している。夜と同じ料理がランチなら半額近い価格で食べられることがある。
インド料理・中東料理のローカル店 観光客向けではないローカルなインド料理店やシャワルマ屋は価格が安い。1食20〜40AED(約820〜1,640円)で食べられる。
デリバリーアプリの割引 TalabatやCareem食品デリバリーはプロモーション割引が頻繁にある。アプリで注文する在住者は多い。
ドバイは食を楽しもうとすれば選択肢は無限にある。ただし外食が続くと出費が積み重なる。自炊と外食のバランスを取ることが、生活費を管理する上で現実的な戦略だ。