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ドバイ最大の外国人コミュニティ——インド人と在住日本人の交差

ドバイの人口の約3割はインド人です。その影響が食・ビジネス・住宅市場に及ぶ様子と、在住日本人がインド人コミュニティと関わる場面を解説します。

2026-04-22
インド人多文化コミュニティ

この記事の日本円換算は、1AED≒41円で計算しています(2026年4月時点)。

ドバイに着いた日本人が最初に感じる違和感のひとつが「アラブの国なのにアラビア語があまり聞こえない」ことだ。コンビニ、タクシー、レストラン、建設現場——多くの場所でヒンディー語やタミル語、マラヤーラム語が飛び交っている。

ドバイを動かしているのは、相当の割合でインド人だ。

数字で見るインド人コミュニティ

UAE国勢調査・UAEの人口統計によると、UAE全体の人口の約30%前後をインド人が占め、最大の外国人グループとされている。ドバイ単体でも推定90〜100万人以上のインド人が在住しているとされる(推定値、出典:UAE人口統計・各種報道より)。

主な出身地はケーララ州(南インド)、グジャラート州、パンジャブ州、タミル・ナードゥ州など。建設・小売・飲食・医療・IT・金融と、あらゆるセクターに幅広く分布している。

生活に溶け込むインド文化

:ドバイのレストランシーンにインド料理は欠かせない。デイラ・バル・ドバイエリアのインド料理街は「リトル・インディア」とも呼ばれ、10〜30AED(約410〜1,230円)で本格的なカレーが食べられる。ヴィンダルー、ビリヤニ、マサラドーサ——南北インド各地の料理が揃っている。

スーパー・雑貨:LULUハイパーマーケット(UAE最大手のスーパーチェーン)はインド系企業が創業し、インド食材・香辛料の品揃えが豊富だ。在住日本人がアジア食材を探すときにも利用することが多い。

住宅:デイラ・ビュルドバイ・インターナショナルシティエリアはインド人在住者が多く集まるエリアだ。家賃相場は他のエリアより低めで、在住インド人との共同生活やシェアハウスも珍しくない。

ビジネス接点

在住日本人がドバイでビジネスをする際、インド人との取引は避けて通れない。貿易・物流・IT・会計・法務など多くの分野でインド人専門家・事業者が活躍しており、英語が共通語になる。

インド系企業とのビジネスでは、商談のスピード感や価格交渉のスタイルが日本企業文化と異なる場面がある。「最初の見積もりから値下げ交渉が始まる」という商習慣に慣れておくと戸惑いが少ない。

日本人との共通点と文化差

インド人コミュニティは「家族のつながりが強い」「長期的な人間関係を重視する」という点で日本文化との親和性を感じる在住者もいる。一方で時間感覚(約束の時間に遅れることへの許容)や直接的なコミュニケーションスタイルには文化差がある。

ドバイでインド人の同僚・隣人・ビジネスパートナーを持つ可能性は非常に高い。最大のコミュニティとして知っておくことが、ドバイ在住の基礎知識のひとつだ。

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