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UAEで使うアラビア語——在住外国人が知っておきたい日常フレーズと文化背景

UAE在住外国人向けのアラビア語基礎ガイド。英語だけで生活できるUAEで、アラビア語を少し使うことの社会的効果、挨拶・感謝・日常会話のフレーズ、イスラム文化と言語の関係、ラマダン中の注意点まで。

2026-04-21
アラビア語言語文化挨拶イスラム文化

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UAEで暮らすにあたって、アラビア語は必須ではない。

英語は事実上の共通言語で、政府機関・病院・ショッピングモール・職場のほぼ全ての場面で通じる。人口の約88%が外国人という極端な構成を持つ国だけあって、英語なしには社会が機能しない。

それでも、アラビア語のフレーズをいくつか知っておくと、関係の入口が変わる。

最低限知っておきたいフレーズ

アラビア語読み方(発音の目安)意味
السلام عليكمアッサラーム・アライクムこんにちは(平和があなたに)
وعليكم السلامワアライクム・アッサラームこんにちは(返答)
شكراًシュクランありがとう
عفواًアフワンどういたしまして
إن شاء اللهインシャーアッラー神の御心のままに(了解・予定など幅広く使う)
ماشيマーシーわかった・OK(口語)
يلاヤッラーさあ行こう・さっさと(口語)

「アッサラーム・アライクム」はイスラム教の挨拶だが、UAE在住の外国人(非ムスリム)がローカルのスタッフや隣人に使っても問題はない。むしろ敬意として受け取られる場面が多い。

「インシャーアッラー」の文化的意味

初めてUAEに来た人が最初に戸惑う言葉の一つが「インシャーアッラー(إن شاء الله)」だ。

直訳は「神が望むなら」だが、実際の使われ方は広い。工事の完了予定について聞いたら「インシャーアッラー、来週」と言われる。待ち合わせの確認に「インシャーアッラー」と返ってくる。これは「不確実なものは神の意志に委ねる」という信仰に基づいた表現で、約束の曖昧さや先送りとして受け取ることは正確ではない。

ただし「インシャーアッラー = 保証なし」という面もある。期日が重要な場合は、具体的な確認を重ねることが実務的に必要だ。

ラマダン中の言語と文化

ラマダン(断食月)の時期にUAEにいる場合、知っておくべき文化的ルールがある。

ムスリムの人々の断食(日の出から日没まで飲食禁止)を尊重し、公共の場での飲食・喫煙は禁止されている。オフィスでも、ムスリムの同僚の前で飲食することは礼儀として控えるのが通例だ。

ラマダン期間の「おめでとう」は「رمضان كريم(ラマダン・カリーム、ラマダンおめでとう)」または「رمضان مبارك(ラマダン・ムバーラク)」。知り合いのムスリムにこう声をかけると、良い反応が返ってくる。

多言語都市・ドバイの言語環境

ドバイでは1日の中でアラビア語・英語・ヒンディー語・タガログ語・ウルドゥー語・中国語が飛び交う。市場(スーク)ではアラビア語と英語の混合が普通で、タクシーの運転手はパキスタン・インド系が多くウルドゥー語・ヒンドゥスターニー語が通じることも多い。

アラビア語を学ぼうとする際は「標準アラビア語(フスハー)」と「湾岸アラビア語(アンミーヤ)」の違いも意識するといい。日常会話で使われるのは口語の方だ。

フレーズ数枚の語彙でも、地元の人との距離感が変わることがある。

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