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マリーナと旧市街は別の惑星——ドバイの「二つの顔」と在住者の選択

ドバイマリーナのガラス張りタワー群と、旧市街(デイラ・バル・ドバイ)の水辺の商人街は、同じ都市とは思えないほど異なる。どちらに住むかで日常体験が変わる。

2026-06-28
ドバイマリーナ旧市街デイラエリア比較生活

この記事の日本円換算は、1AED≒41円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

ドバイマリーナから車で30分。ドバイ・クリーク沿いのデイラ(Deira)に着くと、景色が一変する。

華やかな超高層ビルの代わりに、低層の商店が並ぶ通り。香辛料の匂い。水上タクシー(アブラ)で川を渡る老人。英語より広東語やヒンディー語が聞こえる。

同じドバイだ。

マリーナエリアの特徴

ドバイマリーナ・JBR(ジュメイラ・ビーチ・レジデンス)・ダウンタウンは、2000年代以降に開発された「新ドバイ」だ。

高層タワー・モール・レストランが整備されており、主に欧米系・日本人を含む外国人高収入者が集まる。家賃は高く、一般的な1ベッドルームで月7,000〜15,000AED(約28万7,000〜61万5,000円)程度が目安とされることが多い(地域・物件・年度によって変動)。

「英語だけで完結する生活」が可能なエリアで、日本人が「イメージするドバイ」はほぼこのエリアだ。

デイラ・バル・ドバイ:旧市街の実態

ドバイ・クリーク(入り江)の両岸に広がる旧市街は、ドバイの原点だ。

デイラ側には金(ゴールド)スーク・スパイススークが集まり、バル・ドバイ側には伝統的なアラビア建築を復元した観光地区(アル・ファヒディ)がある。

家賃はマリーナの半分以下の場合も多く、多国籍の低〜中所得者が住む生活感のあるエリアだ。水上タクシー(アブラ)で数AEDでクリーク対岸に渡れる体験は、観光客にも在住者にも人気だ。

どちらに住むか

「マリーナに住む」か「旧市街や中間エリアに住む」かは、仕事の場所・家族構成・生活スタイル・予算によって変わる。

子育て家族にはヴィラが多いエリア(ジュメイラ・エミレーツヒルズ等)が人気で、シングルや若いカップルはマリーナのフラットを選ぶことが多い。

「ドバイの多様性を体験したい」なら、マリーナだけに住んでいると見えない景色がある。旧市街を歩き、アブラに乗り、スパイスマーケットで買い物する——それはもうひとつのドバイへのアクセスだ。

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