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UAE居住ビザのメディカルチェック——血液検査で何を見ているのか

UAE居住ビザ取得に必須のメディカルチェック(健康診断)の流れ・検査内容・費用・不合格になるケースを在住者向けに解説します。

2026-05-26
メディカルチェック健康診断ビザ居住許可UAE生活

この記事の日本円換算は、1AED≒42円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(AED)の金額を基準にしてください。

UAEで働くために居住ビザを取得する場合、メディカルチェック(健康診断)は避けて通れない。検査項目は限られているが、不合格になるとビザが発行されないため、何を調べているのかを事前に知っておく価値はある。

検査の内容

メディカルチェックで行われる検査は主に2つだ。

1. 胸部X線撮影 結核(TB)のスクリーニングが主目的。肺に異常所見がある場合、追加検査(喀痰培養)に進む。日本人はBCGワクチンの接種歴があるため、ツベルクリン反応が陽性になりやすいが、UAE のスクリーニングはX線ベースなので影響しない。

2. 血液検査 HIV、B型肝炎、C型肝炎のスクリーニング。検査結果は本人に通知されず、ビザの「適格/不適格」という形でのみフィードバックされる。

検査場所と予約

ドバイ: DHA(Dubai Health Authority)の指定クリニック、またはAmer Centre内のメディカルセンター。予約はDHA SmartアプリまたはAmerアプリから可能。

アブダビ: SEHA(Abu Dhabi Health Services Company)運営のクリニック。TAWAJUDIシステムでオンライン予約。

朝の時間帯は混雑するため、午前10時以降の予約がスムーズだ。所要時間は混雑状況により30分〜2時間。

費用

エミレーツ費用
ドバイ約300〜350AED(約12,600〜14,700円)
アブダビ約250〜350AED(約10,500〜14,700円)

費用は検査機関とビザの種類(労働ビザ・家族ビザ等)で異なる。多くの場合、雇用主が費用を負担する。

不合格になるケース

以下の場合、ビザ取得が認められない可能性がある。

  • HIV陽性: UAEでは原則としてHIV陽性者への居住ビザ発行を拒否する。ただし近年は一部のケース(ゴールデンビザ保持者等)で例外が認められる動きがある
  • 活動性結核: 胸部X線で活動性結核が疑われた場合、治療完了後の再検査が求められる
  • B型・C型肝炎: 陽性でも、治療中であることを証明できれば許可されるケースがある

再検査と追加手続き

胸部X線で「要追加検査」と判定された場合、DHA指定の上位医療機関で精密検査を受ける。喀痰培養は結果が出るまで最大8週間かかる。この期間、ビザの発行は保留される。

日本でBCG接種歴がある場合でも、X線で問題がなければスムーズに通過する。ただし過去に結核に罹患した経験がある人は、日本の主治医から英文の治療証明書(Treatment Completion Certificate)を取得しておくと追加検査時のプロセスが早まる。

転職時の再検査

UAE国内で転職する場合、新しいスポンサーの下で再度メディカルチェックを受ける必要がある。前回の検査結果は引き継がれない。前のビザキャンセルから30日以内に新ビザを申請するグレースピリオド中に受けるのが一般的だ。

検査自体は簡単だが、結果待ちの期間中は就労開始が遅れる。転職のタイムラインには1〜2週間の余裕を見込んでおくのが現実的だ。

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