UAEの運転文化——スピードカメラ天国と日本人が驚く道路マナーの現実
ドバイのシェイクザイードロードは制限速度120km/hだが、それ以上で走る車が多い。スピードカメラと交通違反システムの仕組みと、UAEで運転する際に知っておくべき事故対応の手順。
この記事の日本円換算は、1AED≒41円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
ドバイのシェイクザイードロードを初めて走った日本人のほぼ全員が思うことがある——「みんな速すぎる」。制限速度120km/hの高速道路で、周囲の車は軽く140〜160km/hで走っている。それが「普通」の流れになっている。
UAEの交通文化は日本とはかなり異なる。
スピードカメラの仕組み
UAEには全国各地にスピードカメラが設置されている。一般に「制限速度+20km/h」までは許容範囲とされているという話が現地で広まっているが、これは公式な規定ではなく、あくまでも「超過分への即時罰金が発生するかどうかの目安」として語られているものだ。
交通違反の罰金はMOI(内務省)のサービスサイトやアプリ(UAE Pass)で確認できる。未払いの罰金があると車の登録更新(Mulkiya更新)ができないため、把握しておく必要がある。
事故が起きたときの手順
軽微な事故でも、ドバイでは必ず警察を呼ぶか、ドバイ警察のアプリで事故報告(Traffic Accident Report)を行う必要がある。この書類なしに保険請求ができない仕組みになっている。
事故後、現場に車を残したまま動かすことは基本的にNGだが、トラフィックを著しく妨害する場合は車を端に移動してから警察を呼ぶよう指示されることもある。
日本の免許からUAE免許への切り替え
日本の免許証を持っている場合、筆記・実技試験なしでUAE運転免許に切り替えられる(手続きは簡略化されており、手数料を払えば数日で発行可能)。以前は全員が試験を受ける必要があったが、日本はバイパス対象国に含まれている(要最新情報確認)。
免許切り替えにはパスポートのコピー、ビザ、写真、眼科検査(エミレーツのクリニックで受けられる)が必要なケースが多い。
駐車と罰金
ドバイの路上駐車はメーター制エリアが多く、時間帯によって料金が変わる。無断駐車の罰金は高額で、レッカー代が加わると即座に数百AED単位の出費になる。モールの駐車場は大部分が無料だが、人気のモールは週末に満車近くなる。
慣れるまでは慎重に走り、急ぐ必要のない場面では速い車に先を譲る——これがUAEの道路で安全に走る最初の基本姿勢だ。