UAEゴールデンビザの取得条件——どんな人が対象で、何が変わるのか
UAEのゴールデンビザは最長10年の長期滞在を可能にする。投資家・起業家・専門職・優秀学生が対象。取得後に享受できる権利と、通常就労ビザとの違いを整理する。
この記事の日本円換算は、1AED≒41円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
UAEのゴールデンビザは2019年に導入された長期滞在制度で、対象者に最長10年のビザが発行される。通常の就労ビザ(2〜3年で更新が必要)と比べ、スポンサー企業への依存が少なく、自立した長期滞在を可能にする。
「UAE永住権」とよく混同されるが、これはビザであり永住権(citizenship)ではない。
対象となる主なカテゴリ
投資家:UAE国内の不動産に200万AED(約8,200万円)以上の投資、または公認ファンドへの200万AED以上の出資。
起業家:UAEに登録した会社の価値が50万AED(約2,050万円)以上であることを証明、または業種関連の政府認定。
専門職:医師、エンジニア、弁護士、科学者、芸術家などの特定の職種で高評価を受けている人材。月収要件が設定されている場合もある。
優秀学生:UAEの大学・海外の上位100大学に在籍・卒業した学生(成績要件あり)。
科学者・医療専門家:アカデミックな評価や研究実績がある人材。
取得のメリット
- スポンサー(雇用主)への法的依存がなくなる
- 失業しても即座にビザが無効にならない(一定期間の猶予がある)
- 家族(配偶者・子ども)もゴールデンビザのスポンサーとして帯同可能
- UAE外に半年以上いても無効にならない(通常ビザは長期不在で無効化リスクがある)
日本人が取得するケース
投資カテゴリ(不動産200万AED以上)は資産保有を条件にしているため、ドバイ不動産を購入した日本人投資家がゴールデンビザを取得するケースがある。
専門職カテゴリは基準が曖昧な部分もあり、「UAE政府が認める優秀な人材」という定義の解釈が審査担当者によって変わるという指摘もある。
取得希望の場合は、ICA(連邦身元登録局)または首長国別の移民局に相談するか、認定移民コンサルタントに依頼するのが確実だ。