UAEの水道・電気代(DEWA)——砂漠の国の水はどこから来て、いくらかかるのか
UAEの水は海水淡水化で作られている。DEWAの水道・電気の請求書の読み方、月々のコスト感、補助金制度の仕組みを解説。夏場の請求額が2〜3倍になる現実も含めて。
この記事の日本円換算は、1AED≒41円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
ドバイの水道水は飲めないわけではないが、多くの在住者がボトルウォーターを使う。その水は9割以上が海水を淡水化したものだ。砂漠の国が数百万人の生活用水を賄うために、膨大なエネルギーを使って海水から水を作っている。
この仕組みを理解すると、UAEの水道代の構造が見えてくる。
DEWAとは
DEWA(Dubai Electricity and Water Authority)はドバイの電力・水道を管轄する政府機関だ。アブダビはADDC(Abu Dhabi Distribution Company)が担当する。
どちらも口座登録制で、入居時にアカウントを作成して保証金(Deposit)を支払う。一般のアパートメントで500〜2,000AED(約20,500〜82,000円)程度の保証金が必要なケースが多い。
料金体系と補助金
DEWAの料金はサービス量に応じた累進制になっており、使用量が多いほど単価が上がる仕組みだ。またUAE国民(Emirati)向けには補助金が適用されており、外国人居住者(Expat)とは適用レートが異なる。
月の電力消費が少ない単身世帯なら月200〜300AED(約8,200〜12,300円)程度に収まることもあるが、夏(7〜9月)はエアコン全開で700〜1,200AED(約28,700〜49,200円)以上になるケースも現実にある。
水のコスト
水道代は電気代に比べると低いが、砂漠の国らしくボトルウォーター消費も加わる。1.5Lのボトルが1〜2AED(約41〜82円)程度でスーパーで買えるため、料理・飲料水をボトルで賄う家庭も多い。ウォーターサーバーを設置している家庭もある。
FitEE(外国人向け電力節約奨励)
DEWAはスマートメーター(Smart Meter)を導入しており、DEWAアプリからリアルタイムの使用量を確認できる。電力節約を達成した場合に料金割引やクレジットが得られるプログラム(Shams Dubai等の関連施策)も存在する。
夏の請求書を見てから後悔するより、入居した段階でDEWAアプリを設定し、週次で使用量を確認する習慣を持つ方が節電意識を高めやすい。