オーストラリア英語スラングガイド(mate/arvo/servo)
「arvo」が午後で「servo」がガソリンスタンドと分かるまで、だいたい2〜3週間かかる。在住者のための実用オーストラリア英語スラング集。
この記事の日本円換算は、1AUD≒95円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(AUD)の金額を基準にしてください。
「arvo行きますか?」——着いたばかりの頃、会議室でこれを聞いて固まった。arvoは「afternoon」の省略形。オーストラリア英語は単語を短くして「o」をつける独自の文化がある。
まず覚えるべき基本スラング
| スラング | 意味 | 使い方の例 |
|---|---|---|
| mate | 友人・呼びかけ | "Thanks mate" / "How ya going, mate?" |
| arvo | afternoon(午後) | "See you this arvo" |
| servo | service station(ガソリンスタンド) | "Stop at the servo" |
| bottle-o | bottle shop(酒屋) | "Heading to the bottle-o" |
| barbie | barbecue(バーベキュー) | "Come to our barbie" |
| brekkie | breakfast(朝食) | "Want to grab brekkie?" |
| maccas | McDonald's(マクドナルド) | "Grab maccas after?" |
| rego | registration(車の登録) | "My rego's due" |
| footy | football(主にAFLまたはNRL) | "Watching the footy?" |
| thongs | flip flops(サンダル) | 下着のことではないので注意 |
| sunnies | sunglasses(サングラス) | "Grab your sunnies" |
| chook | chicken(鶏肉・鶏) | "We're having chook for dinner" |
挨拶の注意点
「How are you?」に対して「Fine, thank you, and you?」と返すのは日本の英語教育の定番だが、オーストラリアでは少し堅い。
自然なやり取りはこうなる:
「How ya going?」(How are you going? の省略)
「Good, you?」
「Yeah, not bad.」
「How ya going?」は状態を聞いているというより、挨拶として使われる。「今どこに向かっているの?」という意味ではないので最初は混乱しやすい。
No worries と She'll be right
この2つはオーストラリアのメンタリティそのものを表している。
No worries: 「気にしないで」「大丈夫」。感謝されたとき、謝られたとき、どちらにも使える万能フレーズ。日本語の「いえいえ」に近い感覚。
She'll be right: 「なんとかなるよ」「大丈夫、うまくいく」。計画がうまくいっていなくても「she'll be right」と言って前向きに捉えるのがオーストラリア流。仕事でも生活でも随所に出てくる。
罵倒語の特殊な使い方
注意が必要なのは、強い罵倒語が親しみの表現として使われるケースがあるという点だ。
「You bloody legend」は「すごいやつ」という賞賛の意味になる。「Bloody hell」は驚き・感嘆の表現。これらは文脈と声調によって意味が変わるため、聞こえてきても戸惑わなくていい。
ただし自分から使うのは難しい。文脈を完全に掴めるまでは使わないほうが無難だ。
職場でよく使うオーストラリア英語
| 表現 | 意味 | 使用例 |
|---|---|---|
| Reckon | think(思う) | "I reckon it'll work" |
| Keen | eager(乗り気・興味がある) | "I'm keen on that idea" |
| Heaps | a lot(たくさん) | "Heaps of people showed up" |
| Sorted | figured out(解決した) | "It's sorted, no worries" |
| Flat out | very busy(超多忙) | "I'm flat out this week" |
| Chuck a sickie | take a sick day | "He chucked a sickie" |
「I'm heaps keen on the project」 = 「そのプロジェクトにめちゃくちゃ乗り気です」という感じ。
発音の特徴
オーストラリア英語の特徴として、「a」の音が「I」に近くなる傾向がある。「today」→「to-dye」、「mate」→「mite」のように聞こえる。
また語尾が上がる「High Rising Terminal(HRT)」という話し方をする人も多く、平叙文が疑問文のように聞こえることがある。慣れるまでは相手が質問しているのか説明しているのか判断しにくいことも。
スラングを使うタイミング
職場でのフォーマルなミーティングやメールではスラングを控える。ランチや休憩時間の雑談では積極的に使っていい。「mate」は男女問わず、上司にも使える(適度に)。
最初のうちに使いやすいのは「Cheers」だ。「Thanks」の代わりに「Cheers」と言うだけで、一気に現地らしい印象になる。これがエントリースラングとして最も自然に馴染みやすい。
オーストラリアのスポーツ文化との溶け込み方についてはこちら。スラングと同様、スポーツの話題も職場の人間関係づくりに効いてくる。