スーパーで比較するオーストラリアの食費
オーストラリアの生活費の中でも食費は「高い」という声が多い。Woolworths・Colesで実際に買えばいくらかかるのか。日本と比較しながら食費の現実を整理します。
この記事の日本円換算は、1AUD≒100円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(AUD)の金額を基準にしてください。
オーストラリアの食費が高いかどうかは、何と比較するかで答えが変わる。外食は東京より明らかに高い。カフェのコーヒー一杯が6〜8AUD(600〜800円)で、食堂のランチが20〜30AUD(2,000〜3,000円)は普通だ。一方、スーパーで自炊するなら思ったよりコントロールできる——という声もある。
二大スーパーチェーン
オーストラリアの食料品スーパーは、WoolworthsとColesの2社が市場の約7割を握っている。価格水準はほぼ同じで、一方が安売りしていれば他方も対抗値下げする構造だ。
以下は2026年時点の概算価格だ(地域・時期・セール状況で変動する)。
| 商品 | 価格目安(AUD) |
|---|---|
| 食パン(700g) | 3〜5 |
| 牛乳(2L) | 3〜4 |
| 卵(12個) | 5〜8 |
| 鶏ムネ肉(1kg) | 8〜12 |
| 牛挽き肉(500g) | 6〜10 |
| バナナ(1kg) | 3〜5 |
| りんご(1kg) | 4〜6 |
| パスタ(500g) | 1.5〜3 |
肉類は種類によって大きく幅がある。鶏肉は比較的安く、牛肉の特定部位(ステーキ用など)は日本より安価なこともある。ラム肉はオーストラリアが主要産地のため比較的リーズナブルだ。
日本食材の入手と費用
和食を作りたい場合、アジア系スーパー(Harris Farm Markets、Asian grocery stores)に行くと日本食材が手に入る。シドニー・メルボルンには日本食材を扱う店が複数あり、醤油・みりん・だし・納豆・豆腐等は入手可能だ。
ただし輸入品であることが多く、日本より割高になる。日本の醤油(500ml)が7〜10AUD(700〜1,000円)程度することがある。日本食を毎日作ると食費がかさむ。
自炊の現実的なコスト
一人暮らしで自炊中心の場合、週の食材費は70〜150AUD(7,000〜15,000円)程度が現実的な幅だ。アジア系食材を中心に使えばコストを抑えやすい。肉や乳製品を多く使うと高くなる。
「オーストラリアは食費が高い」というイメージは、外食基準で形成されていることが多い。スーパーで自炊する生活を組み立てれば、ある程度コントロールできる。ただし外食が日常になりやすい環境(職場の仲間との付き合い・カフェ文化)を考慮すると、結果的に食費は多くなるという在住者の声も多い。
割引情報の活用
WoolworthsとColesはアプリを通じた割引クーポンを提供している。「Everyday Rewards(Woolworths)」「Flybuys(Coles)」がそれぞれのポイント・割引プログラムだ。
毎週の特売品(Specials)は大幅値下げになる商品もあり、定期購入する食材を特売のタイミングで買うだけで食費をかなり抑えられる。アプリを入れておくのは在住者の基本的な習慣だ。