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オーストラリアのスキル不足リスト(MLTSSL・STSOL)——職種でビザの可否が変わる仕組み

オーストラリアの就労ビザ申請は職種によって使えるビザカテゴリが変わる。MLTSSL・STSOLのリストの読み方・日本人に多い職種の確認方法・ネガティブリストを解説。

2026-04-16
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オーストラリアの移民・就労ビザの多くは、申請者の「職種」が政府のスキル不足リストに載っているかどうかで使えるビザカテゴリが変わる。

「自分の職種で申請できるかどうか」を確認せずに動くと、後で詰まる。

スキルリストの種類

MLTSSL(Medium and Long-term Strategic Skills List): 最も範囲が広いリスト。独立技術ビザ(Subclass 189)・州ノミネートビザ(Subclass 190)・リージョナルビザ(491等)に使える職種が掲載されている。

STSOL(Short-term Skilled Occupation List): 短期スポンサービザ(TSS Subclass 482等)向けのリスト。長期PRへのルートは制限される。

ROL(Regional Occupation List): リージョナルビザ(Subclass 491等)専用の職種リスト。

確認方法: ABF(Australian Border Force)公式サイトのSkill Select / Occupation Listセクションで最新リストを確認できる(年1回程度改定あり)。

日本人に多い職種の確認

IT系(多くがリスト掲載):

  • ICT Business Analyst (261111)
  • Software Engineer (261313)
  • Developer Programmer (261312)
  • Database Administrator (262111)

医療系:

  • Registered Nurse (254499等) → 継続的に不足リストに掲載
  • Physiotherapist (252511) → MLTSSL掲載

会計・金融:

  • Accountant (221111, 221112等) → MLTSSL掲載が多い

エンジニア系:

  • Civil Engineer (233211)
  • Electrical Engineer (233311) など多くがリスト掲載

注意: ANZSCO(オーストラリア・ニュージーランド職業分類コード)で自分の職種コードを確認する必要がある。日本語の職種名とANZSCOの英語定義が一致しない場合があるため、移民エージェントに確認する方が確実だ。

リスト外職種の場合の選択肢

自分の職種がリストに載っていない場合:

  1. 雇用主スポンサーのTSSビザ(482)を使う: 一部のSO(Sponsor Occupation)でリスト外職種でも申請可能
  2. スキルを変える・資格を取る: オーストラリアで別の職種資格を取得する
  3. 家族ビザ・パートナービザ: オーストラリア市民・PRとの関係性が要件
  4. リージョナルを経由: 地方スポンサーで入り、時間をかけてPRへ

スキルリストは毎年変更される。「去年は掲載されていたが今年は外れた」というケースがあるため、最新情報の継続確認が必要だ。

移民エージェント(MARA: Migration Agents Registration Authority登録者)に相談する場合は、ABFのMARサイトで登録確認をしてから依頼することを勧める。

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