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カナディアン・タイヤマネーはカナダ第二の通貨と呼ばれていた

カナダの大手小売チェーン「Canadian Tire」が長年発行してきた独自のポイント通貨「Canadian Tire Money」は、カナダ文化のアイコンになった存在だ。その歴史と現在を解説する。

2026-07-10
カナディアンタイヤカナダ文化ショッピングポイント生活

この記事の日本円換算は、1CAD≒113円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

「Canadian Tire Money」という名前を聞いたことがあるカナダ人は、懐かしそうな表情をする。カナダの大手小売チェーン「Canadian Tire(カナディアン・タイヤ)」が1958年から発行してきた独自のクーポン通貨で、かつては本物の紙幣を模したデザインで多くの店舗で受け取られていた。

Canadian Tireとは

Canadian Tireはタイヤ専門店という名前だが、実際にはタイヤ・カー用品・工具・アウトドア用品・家庭用品・スポーツ用品・衣料品まで扱う「何でも屋」だ。カナダの都市・郊外のほぼどこにでもあり、在住外国人が最初に頻繁に通う店の一つになる。

日本でいうホームセンター(カインズ、コーナン)に近い位置づけで、引越し後の生活用品揃えや工具購入に重宝する。

カナディアン・タイヤマネーの歴史

1958年に始まったCT Money(カナディアン・タイヤマネー)は、購入額に応じて店頭で紙のクーポンが手渡されるシステムだった。額面は0.05セントから2ドル程度で、本物のカナダ紙幣に似たデザインで作られていた。

「第二の通貨」と呼ばれるようになったのは、一部のバザーやフリーマーケット、野球の賭けなどで実際にCT Moneyが使われるようになったからだ。「財布の中にCT Moneyが溜まっている」のが、カナダ人の日常のあるある話だった。

デジタル化による変化

2013年頃からデジタルポイントへの移行が進み、現在は主にカナディアン・タイヤのクレジットカード(Triangle Credit Card)等を通じたデジタルポイントシステムになっている。紙のCT Moneyは発行量が大幅に減少した。

それでも一部の店舗では今もわずかに紙のCT Moneyを渡すことがあり、古いファンに喜ばれている。

在住者のCanadian Tire活用法

日本人がCanadian Tireで最初に買うものとして多いのは、スコップ・除雪用品(冬前)、バーベキューグリル・アウトドアチェア(夏前)、各種工具・収納用品(引越し直後)だ。

セール情報は公式アプリとウェブサイトで確認できる。週末のフライヤー(チラシ)でセール品が告知されることが多い。三角ポイントカードを作っておくと買い物のたびにポイントが貯まる。

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