カナダの学生ビザからPGWPへの道——留学から永住権への実際の流れ
カナダの留学ビザ(Study Permit)からPost-Graduation Work Permit(PGWP)、そして永住権(PR)へのルートは実績のある移民経路だ。各ステップの要件・注意点・落とし穴を解説する。
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「カナダに留学してそのまま永住する」という選択肢は、日本の若い世代の間でもよく知られるようになった。実際に機能する経路だが、「カレッジを卒業すれば自動的に永住できる」という認識は正確ではない。ステップごとに要件があり、タイミングを間違えると経路が途切れる。
Step 1: Study Permit(学生ビザ)
カナダでフルタイムの認定教育機関(DLI: Designated Learning Institution)に通うには学生ビザが必要だ。大学・カレッジへの入学許可と、財政証明(生活費+学費を賄える資金証明)が申請に必要になる。
2024年以降、IRCC(移民難民・市民権省)は留学ビザ発給を厳格化している。発給数の制限・財政基準の引き上げが実施されており、最新の要件はIRCC公式サイトで確認が必要だ。
Step 2: PGWP(卒業後就労許可)
カナダのDLI認定校を卒業すると、プログラム期間に応じた長さのPGWP(最長3年)を申請できる。卒業後180日以内に申請する必要があり、申請前にStudy Permitが有効であることが条件だ。
PGWPは「オープンワークパーミット」なので、雇用主の指定がなく自由に就労できる。カナダでの職歴を積む重要な期間だ。
Step 3: Express Entryまたは州ノミニープログラム(PNP)
カナダ国内での就労経験を積んだ後、主にExpress EntryかPNP経由で永住権(PR)を申請する。
PGWP注意点: 卒業生全員がPGWPを取得できるわけではない。コース選択(プログラムの種別)や学校の認定状況が影響する。また、オンライン授業の割合が基準を超えているとPGWP申請が不可になる場合があった(COVID特例の終了後は特に注意が必要)。
コストの現実
カナダのカレッジや大学の学費は留学生向けが国内学生より高く、年間15,000〜35,000CAD(約169万〜395万円)になることが多い(推定・学校・プログラムによって大きく異なる)。生活費を含めると2年間で500万〜1000万円以上が必要になるケースもある。
「カナダ留学→永住権」の経路はコストとリターンを長期的に見て判断する必要がある。
最新情報の確認を
カナダの移民・就労許可ルールは年単位で変更されることがある。IRCCの公式サイト(canada.ca)と、信頼できる移民コンサルタント(RCIC)や移民弁護士の情報を常に最新状態で確認することが重要だ。