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カナダの学校制度——Kindergartenから12年生まで、州によって違う教育システム

カナダの学校教育は州の管轄で、制度は州ごとに異なる。学年の数え方、進級制度、評価方法、IBプログラムの位置づけ——子どもを持つ在留日本人が最初に疑問に思うことを整理する。

2026-06-23
学校教育制度子育てカナダ

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カナダに子どもを連れて赴任すると、最初の壁の一つが学校システムだ。「グレード何?」「キンダーガーテンって何歳から?」「留年制度はあるの?」——これらは日本のシステムとの対比で混乱しやすい。

基本的な構造

カナダの公立学校教育は州が管轄する。連邦政府に全国統一の教育省はない。そのため州によって制度が細かく異なるが、大枠は似ている。

Kindergarten(幼稚園年長相当)から始まり、Grade 12(12年生)まで。全部で13〜14年間(Kindの位置づけにより)が義務・準義務教育として設計されている。

  • Grade 1〜6:小学校相当(Elementary School)
  • Grade 7〜8または9:中学相当(Middle School)
  • Grade 9〜12または10〜12:高校相当(High School / Secondary School)

州ごとに「いつから義務教育か」も異なる。BC州ではKindergarten(5歳)から12年生まで。オンタリオ州ではJunior Kindergarten(4歳)から始まる「スターターキンダー」制度がある。

評価と進級

カナダでは原則として「留年なし」の州が多い(特に初等教育段階)。評価は5段階やアルファベット(A〜F)、パーセンテージなど州・学校によって異なる。

高校では特定の科目の単位を積み上げて卒業資格(Diploma)を取得する。オンタリオ州のOSSSD(Ontario Secondary School Diploma)など、州固有の卒業資格がある。

日本人・日本語学習への対応

カナダの多くの大都市には日本語補習校(週末に日本のカリキュラムを教える学校)がある。バンクーバー・トロントは規模が大きく、複数の補習校がある。帰国後の学校復帰を考える家庭にとって有用だ。

公立学校でのESL(English as a Second Language)クラスは外国人児童の英語習得を支援する。カナダは移民家庭の子どもを公立学校で受け入れることに慣れており、言語サポートの仕組みが整っている。

私立学校と国際バカロレア(IB)

カナダには質の高い私立学校もある。UCC(Upper Canada College、オンタリオ)などは国際的に知名度がある。

IBディプロマプログラム(DP)を提供する公立・私立高校もあり、大学入学時の国際的な資格として有効だ。カナダの大学入学基準はIBスコアを参照することが多く、帰国後に別の国へ進学する可能性がある家庭には適している。

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