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「トロント」に住んでいる人の半分は郊外に住んでいる——エトビコークとスカーバラの現実

トロントは広大な都市だ。ダウンタウンに住む人より郊外(スカーバラ・エトビコーク・ノースヨーク等)に住む人の方がはるかに多い。郊外生活のリアル——通勤・多文化・コスト——を整理する。

2026-06-09
トロント郊外生活通勤多文化

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「トロントで働いています」と言う人の中に、毎日1時間かけて通勤している人がいる。スカーバラ(Scarborough)やエトビコーク(Etobicoke)、ノースヨーク(North York)——これらはトロント市(City of Toronto)の行政区だが、ダウンタウンとは全く異なる景色だ。

「トロント」は一つではない。

トロント市の地理

トロント市は1998年に周辺の旧市町村を合併して現在の広大な行政区域になった。ダウンタウン(downtown core)はレイク・オンタリオ沿いの比較的狭いエリアで、多くの就業者はここに通勤する。

しかしトロント市の人口約280万人(推定、2020年代)のうち、ダウンタウンに住む人は一部にすぎない。多くは地下鉄・バス・自動車で通勤する距離に住んでいる。

スカーバラの顔

スカーバラはトロント東部の郊外で、移民コミュニティが集積する地域として知られる。南アジア系(インド・パキスタン・スリランカ)、東南アジア系、中国系、ソマリア系など多様な出身者が暮らし、食文化の多様性は際立っている。

ダウンタウンと比べて家賃・購入価格が低く、日系人・日本人コミュニティも一定数いる。TTC(トロント公共交通)の地下鉄がスカーバラまで延伸する工事が進行中だ(2026年時点で進行中)。

エトビコークの性格

トロント西部のエトビコークは、スカーバラより住宅地・静住環境のイメージが強い。ポーランド系・ウクライナ系の歴史的なコミュニティがある。ピアソン国際空港に近いため、航空関係者や空港近辺に勤める人が多く住む。

空港へのアクセスが良いため、出張が多い駐在員が家族を住まわせる選択肢になることもある。

「郊外」で暮らすということ

ダウンタウンへの通勤は地下鉄(TTC)または通勤鉄道(GO Transit)で1時間前後かかるのが一般的だ。車を持てば渋滞があるが、駐車場代はダウンタウンより圧倒的に安い。

生活費はダウンタウンより低い。同じ広さのアパートで月200〜500カナダドル(約2万2600〜5万6500円)安くなることは珍しくない。ただし車が必要になるケースが増え、総コストを比較すると差が縮まることもある。

日本人が多く集まるのはダウンタウン周辺(ノースヨークのフィンチ駅周辺など)だが、生活スタイルと予算に合わせてエリアを選ぶ視点が大切だ。

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