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カナダの公共交通パス——都市別の定期券・乗り放題パスの買い方と節約術

カナダ主要都市(トロント・バンクーバー・モントリオール・カルガリー・オタワ)の公共交通機関の定期券・乗り放題パスの種類、料金、購入方法、税控除の仕組みまで解説。

2026-05-26
公共交通定期券通勤トロントバンクーバーTTCTransLink

この記事の日本円換算は、1CAD≒112円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(CAD)の金額を基準にしてください。

トロントの地下鉄の1回乗車は$3.35(約375円)。東京メトロの初乗り180円と比べると約2倍。通勤で毎日往復すれば月$135以上かかる計算だ。

定期券(monthly pass)を買うかどうか。その判断に必要な情報が、都市ごとにバラバラで分かりにくい。

都市別マンスリーパス比較

都市交通機関マンスリーパス(大人)ICカード
トロントTTC$156.00(約17,472円)PRESTO
バンクーバーTransLink$104.90〜$181.05(ゾーン制)Compass Card
モントリオールSTM$97.00(約10,864円)OPUS
カルガリーCalgary Transit$112.00(約12,544円)MyFare
オタワOC Transpo$125.50(約14,056円)PRESTO

バンクーバーのTransLinkはゾーン制で、1ゾーン$104.90(約11,749円)、2ゾーン$141.05(約15,798円)、3ゾーン$181.05(約20,278円)。ダウンタウン在住ならゾーン1で済むが、郊外から通勤するとゾーン3になる。

定期券の損益分岐点

マンスリーパスは月何回乗れば元が取れるか。

  • トロント: $156.00 ÷ $3.35 = 約47回(平日往復で約24日)
  • バンクーバー(1ゾーン): $104.90 ÷ $3.15 = 約33回(平日往復で約17日)
  • モントリオール: $97.00 ÷ $3.75 = 約26回(平日往復で約13日)

週5勤務なら月20〜22日出勤。リモートワークが週2日なら12〜13日。モントリオール以外は、週3以上の出勤でないとマンスリーパスの元が取れないケースがある。

ICカードの買い方

PRESTO(トロント・オタワ): 駅の自販機で購入。デポジット$6。オンラインでオートチャージ設定可能。

Compass Card(バンクーバー): 駅の自販機またはロンドンドラッグス等の小売店で購入。デポジット$6(返金可)。

OPUS(モントリオール): 駅の自販機で購入。写真付きOPUSカードは$15で発行(有効期限4年)。

税控除

カナダでは公共交通の定期券費用が税控除の対象になる場合がある。2024年時点では、連邦レベルの公共交通税控除は廃止されているが、ケベック州など一部の州では州レベルの税控除が残っている。確定申告時に控除の可否を確認する価値はある。

在カナダ日本人へのアドバイス

出勤頻度が不定期なら、マンスリーパスよりICカードの都度払い(pay-per-ride)の方が安くなることがある。リモートワーク混在の働き方が定着した今、「定期券を買うのが当たり前」という前提は再計算した方がいい。

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