トロントの通勤事情——TTC・GOトレイン・Uberを使い分けるリアルな判断基準
トロントの公共交通(TTC地下鉄・バス、GOトレイン)とUberの使い分けは、時間帯・天候・行き先によって変わる。在住者が実際に判断している基準と、交通ICカードの使い方を解説する。
この記事の日本円換算は、1CAD≒113円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
トロントの通勤は選択肢が多い分、「どれを使うか」の判断が毎日付きまとう。地下鉄・バス(TTC)、郊外鉄道(GOトレイン)、Uber、自転車——それぞれに適した場面がある。
TTC(Toronto Transit Commission)
市内の地下鉄・路面電車(ストリートカー)・バスを運営する交通機関だ。1回の乗車料金はPRESTOカード(ICカード)使用で3.30CAD程度(推定・料金は時期によって変更あり)。月額パスは一定回数を超えると割安になる。
地下鉄はライン1(南北)・ライン2(東西)がメインで、ダウンタウンと主要エリアをカバーしている。朝夕のラッシュ時は混雑するが、日本の通勤電車ほどではない。
地下鉄のカバー範囲の外(東部・北西部)はバスとストリートカーが担う。ストリートカーはダウンタウンのキングストリート等に路線があり、信号と道路渋滞の影響を受けやすい。
PRESTOカード
TTC・GOトレイン・オタワ交通機関など、オンタリオ州の複数の公共交通で使えるICカードだ。コンビニ(プレスト対応機)・駅の端末で入金できる。クレジットカード・デビットカードのタッチ決済でも乗れる路線が増えている。
GOトレイン
トロント都市圏(GTA)の郊外と市内を結ぶ広域鉄道で、月〜金のラッシュアワー中心の運行が多い(路線によって異なる)。ミシサガ・ハミルトン・オーシャワ・バーリントンなどへのアクセスに使われる。駅に大型駐車場があり、「郊外で車+GOトレイン→ダウンタウン」という通勤パターンが定番だ。
Uberの使い方
TTC・GOでカバーしにくい深夜・早朝・悪天候・荷物が多いときにUberが活躍する。トロントはUberの普及率が高く、待ち時間は通常3〜7分程度だ。
サージプライシング(混雑時の割増料金)は金曜夜・大型イベント後・吹雪の日などに発生しやすい。「ラッシュ時は1.5〜2倍になることがある」という前提で使うのが現実的だ。
自転車通勤
5〜10月はトロントでも自転車通勤者が増える。バイクシェア(Bike Share Toronto)で1日数ドルで借りられる。ただし自転車レーンが整備されていないエリアも多く、交通状況の確認が必要だ。