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カナダの大学はなぜ留学生に選ばれるのか——学費・品質・移民ルートの三角形

カナダの大学留学が日本をはじめ世界の学生に選ばれる理由は、学費・英語環境・卒業後の就労・移民パスウェイの組み合わせだ。大学選びと費用の実態を整理する。

2026-06-17
大学留学教育カナダ留学

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「なぜカナダの大学に来たのですか?」とカナダで学ぶ留学生に聞くと、「アメリカより安く、英語環境があり、卒業後に働けるから」という答えが多い。

三つの要素が組み合わさっている。

学費の実態

カナダの大学の留学生向け学費(International Student Tuition)は、アメリカのトップ私立大学と比べると安い。しかしイギリスのラッセルグループ大学とはほぼ同等以上、日本の国立大学と比べると数倍高い。

目安として、主要大学の学部留学生学費は年間2万〜4万カナダドル(約226〜452万円)程度(専攻・大学によって大きく異なる)。生活費を含めると年間総費用は4万〜6万カナダドル以上になることが多い。

ランキング上位のUBC(ブリティッシュコロンビア大学)、マギル大学(モントリオール)、トロント大学は、北米・世界レベルでも評価が高い。

卒業後の選択肢(PGWP→PR)

カナダ大学の大きな魅力の一つが「卒業後に最長3年間働ける」PGWPだ。アメリカのOPTが最長3年(STEM分野のみ)・抽選制であるのと対照的に、PGWPは抽選なし・原則自動取得できる。

カナダ永住権(PR)への道筋も比較的整備されており、「勉強→就労→PR」というルートが明確に存在することが魅力だ。

近年の変化と注意点

2023〜2025年にかけて、カナダ政府は留学生数の急増に対応するための規制を強化した。学生ビザの審査が厳格化し、指定大学以外へのPGWP資格が限定された。また留学生を多く受け入れていた一部のカレッジで、教育品質への疑問が報告されている。

「留学→移民のための形式的な就学」への批判が社会的に高まり、政府が対策を打ち始めたという背景がある。

カレッジ vs 大学

カナダの高等教育にはUniversity(大学)とCollege(専門学校・短大相当)がある。Collegeは学費が安く・期間が短い・実務スキル重視で、移民目的の留学生に人気だったが、規制強化の影響を受けた。

日本の4年制大学卒業者がカナダの大学院(Master's)に進学するルートもある。このケースでも卒業後PGWPが取得でき、アカデミックキャリアと移民の両立を図る選択肢になる。

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