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生活費

チューリッヒの生活費——世界一高い都市の実態と在住日本人の月の出費

チューリッヒは世界トップクラスの生活費が高い都市。家賃・食費・交通費の実態と、在住日本人が月いくら使っているかをリアルな数字で解説します。

2026-04-05
スイスチューリッヒ生活費家賃在住

この記事の日本円換算は、1CHF≒175円で計算しています(2026年4月時点)。

チューリッヒの生活費は「高い」という言葉では追いつかない。ランチ1食が25〜35CHF(約4,400〜6,100円)、ビール1杯が7〜10CHF(約1,200〜1,750円)。東京の2〜3倍というのが日常感覚だ。

家賃:1Rで月2,000CHF超えが当たり前

チューリッヒ市内で1ルームアパート(1Zimmer)を借りると、月2,000〜2,800CHF(約35万〜49万円)が相場だ。2LDK相当(3Zimmer)になると3,500〜5,000CHF(約61万〜88万円)。

家賃には通常「Nebenkosten(共益費)」が別途100〜200CHF加算される。光熱費・暖房費が含まれることが多いが、契約によって異なるので要確認。

市内から少し離れたWinterthurやBadenなどに住み、電車通勤する在住者も多い。移動時間は30〜45分増えるが、家賃は1Zimmerで1,400〜1,800CHFまで下がる。

食費:自炊か外食かで月5万円以上の差

スーパーはCoopとMigrosが2大チェーンで、Aldi・Lidlも展開している。自炊なら月300〜400CHF(約5.3万〜7万円)で抑えられる。パスタ・野菜・卵中心の食生活を選べば、さらに下げることも可能だ。

外食は安くても一人15〜20CHF(約2,600〜3,500円)。ランチセットは多くのレストランで20〜30CHF。週5日外食すると食費だけで月400〜600CHF(約7万〜10.5万円)に達する。

在住日本人の多くは自炊を基本にしつつ、週1〜2回外食という生活を選んでいる。日本食スーパー(Nishi Foods等)も市内にあり、日本の調味料や食材は入手できるが、割高感は否めない。

交通費:Halbtaxで半額に

チューリッヒ市内の月定期券は84CHF(約1.47万円)。スイス全土を新幹線含め乗り放題の「General Abonnement(GA)」は月347CHF(約6万円)と高額だが、出張や旅行が多い人には元が取れる。

まず「Halbtax(ハルブタックス)」を購入する人が多い。年間185CHF(約3.2万円)で、ほぼ全ての公共交通が半額になる。通勤定期との組み合わせで交通費を大幅に削減できる。

医療保険:月400〜600CHFは必須支出

スイスでは全住民に医療保険(Krankenkasse)への加入が義務付けられている。基本保険の保険料は月額300〜700CHFで、年齢・居住カントン・保険会社によって異なる。平均的な在住者で月400〜600CHF(約7万〜10.5万円)前後になる。

月の生活費まとめ

単身者の一般的な月支出をまとめると:

費目目安(CHF)日本円換算
家賃(1Zimmer)2,000〜2,50035万〜44万円
食費(自炊中心)350〜4506.1万〜7.9万円
交通費100〜1501.75万〜2.6万円
医療保険400〜6007万〜10.5万円
通信費30〜505,300〜8,800円
合計2,880〜3,750約50万〜66万円

外食・娯楽費を加えると月70万円超えも珍しくない。ただしスイスの給与水準も高く、エンジニアや金融職では年収1,000万円を超えるケースも多い。生活費の高さは給与で相殺できる職種であれば、生活水準は日本より豊かという在住者も多い。

収入と支出のバランスを確認した上で、チューリッヒ移住を検討するのが現実的な出発点になる。

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