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スイスの自動車保険ガイド|外国人が知っておくべき補償内容と選び方

スイスで車を持つ外国人向けに、自動車保険の種類・補償内容・保険料の目安・加入手続きを解説。Haftpflicht(強制保険)からKasko(任意保険)まで網羅します。

2026-05-19
スイス自動車保険手続き保険

この記事の日本円換算は、1CHF≒170円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(CHF)の金額を基準にしてください。

スイスで車を登録すると、ナンバープレートの発行前に保険証書の提示を求められます。保険なしでは物理的に車が動かせない仕組みです。

保険の種類は3層構造

スイスの自動車保険は、Haftpflichtversicherung(対人対物賠償・強制)Teilkasko(部分車両保険)、**Vollkasko(総合車両保険)**の3層で構成されています。

Haftpflichtは法律上の加入義務があり、事故で相手に与えた損害を補償します。これだけは全ドライバーが加入しなければなりません。

Teilkaskoは盗難・火災・自然災害・動物との衝突などをカバー。Vollkaskoはさらに自損事故も含めた最も手厚い補償です。新車や高額車両ならVollkasko、5年以上経過した車ならTeilkaskoで十分というのが一般的な判断基準になります。

保険料の目安

年間保険料はドライバーの年齢・居住カントン・車種・無事故年数で大きく変わります。チューリッヒ在住・30代・中型車の場合、Haftpflichtのみで年間CHF 600〜1,000(約102,000〜170,000円)、Vollkasko込みでCHF 1,200〜2,000(約204,000〜340,000円)が目安です。

カントンによる差は無視できません。ジュネーブやバーゼルは事故率が高く保険料も割高。逆にアッペンツェルなど農村部は安い傾向があります。

外国人特有の注意点

スイスに来たばかりの外国人は「無事故等級ゼロ」からスタートします。日本での無事故証明書(英訳付き)を保険会社に提出すれば、等級を一部引き継げるケースがあるので、出国前に取得しておくのが得策です。

比較サイト(comparis.ch、bonus.ch)で複数社の見積もりを取るのが基本。同じ条件でも会社によってCHF 500以上差がつくことは珍しくありません。

加入手続きの流れ

  1. 比較サイトで見積もり取得
  2. 保険会社にオンラインまたは電話で申し込み
  3. 保険証書(Versicherungsnachweis)を受領
  4. 居住地のStrassenverkehrsamt(道路交通局)でナンバープレート申請時に提出

保険証書がないとナンバープレートが発行されないため、車の購入契約後すぐに保険手続きを始める必要があります。

事故時の対応

事故が起きたら、まず警察(117)に連絡。軽微な物損でも「ヨーロッパ事故報告書(Europäischer Unfallbericht)」を相手と記入し、72時間以内に保険会社へ報告します。この報告書はグローブボックスに常備しておくと安心です。

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