Kaigaijin
海外在住日本人のメディア
生活・手続き

ペット連れ渡航——スイスのペット輸入規則とマイクロチップ義務

スイスにペットを連れて移住する場合、EUと同等の厳格な規制がある。マイクロチップ・狂犬病ワクチン・EU動物用パスポートの要件と手続きを解説。

2026-04-28
ペット輸入規制移住準備

この記事の日本円換算は、1CHF≒175円で計算しています(2026年4月時点)。

愛犬・愛猫とスイスに移住したい——その場合、日本はスイス側の規制上「第三国(EU域外非認定国)」として扱われる。手続きは煩雑で、最低でも数ヶ月前から準備が必要だ。

必要な条件(犬・猫・フェレット)

スイスにペットを持ち込むために必要な条件:

  1. マイクロチップ(ISO 11784/11785規格)の装着
  2. 狂犬病ワクチン接種:マイクロチップ装着後に接種(順番に注意)
  3. 狂犬病抗体価検査(FAVN test):EU公認ラボでの検査。結果が「0.5 IU/mL以上」であること
  4. 抗体価検査後21日以上の待機期間
  5. 渡航前に公的機関(農水省等)が発行する動物衛生証明書

スイス入国後

スイス到着後は24〜72時間以内に税関への申告が必要な場合がある。ペットの輸入にはスイスのVAT(8.1%)が犬に課されるケースもある(猫は一般的に非課税)。

スイス国内では犬の登録(Hundesteuer:犬税)と義務的な個人賠償保険(犬オーナーとして)加入が義務付けられている都市が多い。チューリッヒでは犬税が年間CHF 100〜150(約1.8万〜2.6万円)程度かかる。

手続きの複雑さと時間

日本からスイスへのペット輸入は、最短でも抗体価検査後の21日待機を含めて4〜6ヶ月の準備期間を要する。渡航が決まった時点で獣医師・検疫機関に相談を始めることが必要だ。

EU圏(ドイツ・フランス等)からスイスへの連れ込みはEUペットパスポートで比較的スムーズに通関できるが、日本から直接の場合は別の対応が必要になる。

コメント

読み込み中...