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スイスのインターンシップビザ——若手専門職が短期就労する方法

スイスで短期就労・インターンシップを行うにはLパーミットまたはトレーニービザが必要。申請条件・期間・注意点と、若手専門職が活用できる制度を解説します。

2026-04-17
スイスインターンシップビザ就労若手キャリア

スイスで短期間働く・インターンシップを行う——この選択肢を考える若手専門職は少なくない。ただしスイスは第三国籍者(EU/EFTA以外)に対する就労許可が厳しく、インターンシップにも許可が必要だ。

スイスのインターンシップビザの種類

日本人がスイスでインターンシップ・短期就労に使う主な許可は以下の2種類だ:

Lパーミット(短期滞在許可):最長1年の就労目的の滞在許可。インターンシップを含む短期雇用に使われる。受入企業がスイスの移民局(Amt für Migration)に申請し、連邦移民局(SEM)の承認を得る必要がある。

トレーニービザ(Ausbildungsbewilligung):研修・トレーニング目的の許可。対象は職業訓練を目的とした就労で、インターンシップとの境界は受入機関の実態による。

いずれも「スイスまたはEU/EFTAで適切な候補者を見つけられなかった」という証明が原則必要で、受入企業の説明責任が伴う。

JPO(ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー)プログラム

国際機関への就職を目指す場合、日本政府が拠出するJPOプログラムが使えることがある。これはWHO・UNHCR・ILOなどジュネーブの国際機関に2〜3年間勤務するプログラムで、合格すれば就労許可の手続きは機関側が担当する。

外務省の公式サイトで毎年募集があり、30歳以下・修士号・英語力等が条件になる。倍率は高いが、スイスの国際機関でキャリアをスタートする正規ルートのひとつだ。

ワーキングホリデービザはスイスと日本の間に存在しない

オーストラリア・カナダ・ニュージーランドなどと日本の間にはワーキングホリデー協定があるが、スイスと日本の間には2026年4月時点でワーキングホリデー協定が存在しない。

「語学留学+アルバイト」という形でスイスに滞在することは制度的に難しい。

語学留学ビザ(学生ビザ)からの移行

語学コース・大学院に通うための学生ビザでスイスに在住しながら、就職活動を行うルートもある。ただし学生ビザのままでの就労には制限があり(週15時間まで、カントンにより異なる)、フルタイム就労に切り替えるにはBパーミット取得が必要になる。

現実的な選択肢の整理

スイスでのインターン・短期就労を目指すなら、現実的に動きやすいのは以下の順序だ:

  1. 日系企業のスイス拠点に就職(日本語スキルが差別化要因)
  2. JPOプログラム経由で国際機関へ
  3. スイスの大学院に進学しつつ現地就職を目指す
  4. EU/EFTA加盟国(ドイツ・フランス等)に先に就職し、スイスへ転職

どのルートも一定の時間と準備が必要だが、スイスで働くことを目標にするなら「どのルートが自分の経歴に合うか」を早めに絞ることが重要だ。

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