文化・社会
ホルヌッセンとシュヴィンゲン——スイス独自のスポーツと国民的祭典
ホルヌッセン(的打ちスポーツ)とシュヴィンゲン(スイス式レスリング)はスイスの国民的伝統スポーツ。毎年の連邦祭典(Eidgenössisches)は何万人もが集まる。
2026-04-30
シュヴィンゲンホルヌッセン伝統スポーツ文化スイス
スイスの国技は何か?——サッカー・スキー・テニスを思い浮かべる人が多いかもしれないが、スイス人が「自分たちのスポーツ」として誇るのは「シュヴィンゲン(Schwingen)」と「ホルヌッセン(Hornussen)」だ。
シュヴィンゲン
シュヴィンゲンはスイス式レスリングだ。選手は「Sägemehlhose(おがくずズボン)」と呼ばれる麻袋のショートパンツを着用し、相手の腰紐を両手でつかんで組み合う。相手の背中をマット(実際にはおがくず)につけた方が勝ちだ。
起源は中世農村の農業祭に遡り、今でも農業・農村コミュニティとの結びつきが強い。年に1度の「ベルン連邦シュヴィンゲン祭典(Eidgenössisches Schwing- und Älplerfest)」は3年に1度しか開催されないが、開催時には数万人が集まる国民的行事だ。
ホルヌッセン
ホルヌッセンは打球スポーツで、打者が「Bock(台)」に乗せた小さなディスク(Nouss)を長い鞭状のバット(Stecken)で打ち飛ばし、野手がしゃもじ状のラケット(Schindel)でそれを打ち落とす。飛距離は100〜300mに達することもある。
現役でプレーする地域はアルプス山麓の農村に限られており、都市部の外国人在住者が目にする機会は少ない。ただしスイス農村の祭りや夏のイベントで実演される場面がある。
在住者が見られる機会
シュヴィンゲンは春〜秋の週末にスイス各地で地方大会が開かれる。地元新聞・スイスドイツ語放送(SRF)で情報を確認できる。無料または低価格で観戦できる地方大会に一度足を運ぶと、スイスの農村文化の一面が見えてくる。
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