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スイスのEV普及と充電インフラ:山岳国が電気自動車を進める理由

スイスは電気自動車の普及率がヨーロッパ上位の国だ。水力発電を基盤にした電力事情と、在住者がEVを選ぶ経済的理由、充電インフラの現状を紹介する。

2026-07-19
EV環境交通

この記事の日本円換算は、1CHF≒178円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

スイスの主要都市を走ると、街路の駐車場や建物の駐車場にEV充電器が設置されているのが目に入る。スイスの新車登録に占めるEV・プラグインハイブリッドの比率はここ数年で急速に上昇しており、ヨーロッパでも先行する国の一つになっている。

水力発電と電力の清潔さ

スイスの電力の約60%は水力発電由来とされており(推定)、EVを充電しても排出ゼロに近い電力が使える環境が整っている。原子力発電も一定の比率を占めるが、再生可能エネルギー中心の電力は「EVの環境優位性」を実感しやすいベースになっている。

EVにかかるコスト

ガソリン代の高いスイスでは、EVへの切り替えで燃料費削減効果が出やすい。ガソリンは1リットル1.8〜2.0CHF前後(推定)、電気充電は1kWhあたり0.3〜0.5CHF程度(推定)で、走行距離あたりのコストはEVが大幅に安い。

車両本体価格はEVのほうが高いが、長期的なランニングコストで差を埋める計算ができる。

充電インフラ

スイス全国の公共充電ポイント数は数千箇所以上(推定)に達しており、主要都市では駐車場への充電設備設置が進んでいる。GoFastなどの急速充電ネットワークが高速道路沿いに展開しており、長距離移動でも充電の心配が少ない。

集合住宅での充電設備設置は、スイスでも大家との交渉が必要なケースが多く、一般化に向けて議論が続いている。

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