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スイスの26カントン:連邦制が生む地域格差と在住者への影響

スイスは26のカントン(州)から成る連邦国家で、税率・学校制度・営業規制がカントンによって異なる。在住場所の選択が生活コストや制度に直接影響する仕組みを解説する。

2026-07-24
カントン連邦制行政

この記事の日本円換算は、1CHF≒178円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

「スイスに引っ越す」と言っても、どのカントン(州)に住むかで生活コストも制度もかなり変わる。税率がカントンによって異なることは有名だが、学校制度・保育制度・騒音規制まで変わる点は、住んでみるまで気づきにくい。

カントン別の税率差

スイスの所得税はカントンと市区町村ごとに税率が異なる。最も税率が低いとされるツーク(Zug)カントンは、高所得者や法人の税優遇で知られており、実際に多くの多国籍企業がツークに拠点を置いている。

同じ年収でもチューリッヒ市に住む場合とツーク市に住む場合では年間で数千CHFの差が生じるケースもある(推定)。

カントン別の制度差

学校制度はスイスで最も分権化された領域の一つだ。義務教育の開始年齢、科目の内容、評価制度がカントンによって異なることがある。子どもを連れて別のカントンに転居すると、学年の扱いが変わることもある。

保育補助の水準もカントンによって大きく異なり、「どこに住むか」が保育費の自己負担に影響する。

在住場所の選び方

在住外国人がスイスでの居住地を選ぶ際に考慮すべきポイント:

  • 勤務地(通勤距離・手段)
  • カントン税率(高収入ほど差が出やすい)
  • 保育補助の水準(子育て世帯)
  • 賃貸相場(チューリッヒ>ベルン>バーゼルの順で高い傾向)
  • 言語(ドイツ語・フランス語・イタリア語圏の選択)

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