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チューリッヒ湖の夏:水着で飛び込む都市住民たちの解放

チューリッヒの夏は湖で始まる。ビジネスマンがスーツを脱いで湖に飛び込む光景、公共の更衣室「バーデ」文化、湖水浴が生活の一部として溶け込むスイスの夏を紹介する。

2026-06-25
チューリッヒ湖湖水浴スイス生活

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6月下旬、チューリッヒ湖沿いのバーデアンスタルト(Badeanstalt、公共水浴場)に人が集まり始める。スーツ姿で通り過ぎたビジネスマンが昼休みに戻ってきて、水着に着替えて湖に飛び込む。定年後の老人が悠々と泳ぐ。母親が子どもと水遊びをする。

これはバカンスの特別な場面ではなく、チューリッヒの夏の「普通の昼」だ。

バーデ文化とは

スイスのドイツ語圏には「バーデ(Baden)」という文化がある。バーデンはもともと「入浴、水浴び」を意味するが、湖や川に設置された公共の水浴場施設を指すこともある。

チューリッヒ湖沿いにはいくつかのバーデが設置されており、更衣室、シャワー、日光浴スペースが整備されている。入場料は安い(推定:5〜10CHF程度、施設による)。

有名なのはフラウエンバーデ(女性専用)とヘレンバーデ(男性専用)、混合施設の3種類があるという伝統的な設計だ。一部の古い施設では今も性別区分が維持されている。

湖の水質

チューリッヒ湖の水質は非常に高く、定期的に水質検査が行われている(出典:チューリッヒ市環境局)。市の中心から徒歩圏内で、きれいな湖に入れることは、在住者が「チューリッヒの最大の魅力」として挙げることの一つだ。

ジュネーブ湖・ルツェルン湖との違い

スイスには複数の湖があり、それぞれ異なる雰囲気を持つ。ジュネーブ湖(レマン湖)は広大で、湖岸がモントルーなどのリゾート地と一体化している。ルツェルン湖は山に囲まれた景観が美しい。チューリッヒ湖はよりアーバンな設定で「都市の中の湖」という感覚が強い。

夏至祭(ゾンネンヴェンデ)

スイスでも夏至前後に花火やたき火を楽しむ文化がある地域がある。湖畔での夏至のイベントは、長い冬から解放された感覚を祝う場にもなる。

夏6〜8月のチューリッヒは、冬の重さが嘘のように明るい。湖沿いのテラスでビールを飲む人々の表情は、同じ街の冬とは別人のように見える。スイスに住む際に「夏がある」ということが持つ価値を、初めての夏に実感する在住者が多い。

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