百度地図の使い方——Google Mapsが使えない中国での移動ナビ
中国ではGoogle Mapsは実質使えません。代替として百度地図(Baidu Maps)と高德地图(Amap)が主流。外国人が使いこなすためのポイントを解説します。
中国では原則としてGoogle Mapsが使えない。VPNを使えばアクセスできることもあるが、精度が低い・地図データが古いなどの問題があり実用的でない。実際の移動では中国ローカルの地図アプリを使う必要がある。
百度地図(Baidu Maps)と高德地图(Amap)
中国の2大地図アプリがこの2つだ:
百度地図(Baidu Maps):百度(バイドゥ)が提供。中国国内のユーザーシェアが最も高い。ナビ・交通情報・店舗検索・ルート検索が充実。英語UIも選択可能(精度はやや低め)。
高德地图(Amap):Alibaba傘下。精度が高く、タクシーアプリの滴滴出行(Didi)と連動している。英語表示に対応しており、外国人在住者から評価が高い傾向がある。
どちらも無料で、中国国内では地図データの精度・更新頻度がGoogle Mapsより高い(中国政府の規制により、中国の地図データはローカル企業が優位)。
実際の使い方
目的地の検索:中国語または英語で施設名・住所を入力。英語入力でも大型ショッピングモール・主要観光地・ホテルは検索できることが多い。
ルート検索:出発地と目的地を設定すれば、電車・バス・タクシー・徒歩のルートが表示される。リアルタイム交通情報も反映される。
タクシー配車との連動:高德地图の場合、ルート検索の画面からそのまま滴滴(Didi)配車が呼べる機能がある。
住所の読み方と入力
中国の住所は「省→市→区→街道→番地」の順で大きい単位から書く。例:「上海市徐汇区淮海中路123号」
日本語の「〇〇市〇〇区」と順序が逆なので、入力時は大きい単位から入れる。施設名を直接入力する方が確実なことも多い。
Google Maps代替としての使い方
VPNを常時接続している在住者は、旅行者向けの場面(日本語での検索・クチコミ確認)はGoogle Mapsを参考にし、実際のナビは高德地图に切り替えるという使い分けをしていることがある。
ただしGPSデータはローカルアプリの方が精度が高いため、目的地近辺での細かい誘導は高德地图に任せる方が迷いが少ない。
中国語が読めない場合の工夫
スマートフォンの翻訳機能(例:Google翻訳のカメラ翻訳)を組み合わせると、地図アプリに表示される中国語の施設情報を翻訳しながら確認できる。
到着前に出発地と目的地をスクリーンショットに保存しておく習慣も有用で、地下鉄の圏外エリアでもナビを確認できる。高德地图はオフラインマップのダウンロードにも対応している。
中国の地図アプリは日本のYahoo!カーナビやGoogleマップと同等以上の実用性があり、使い始めれば1〜2日で日常的に活用できる。