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医療・健康

中医学(TCM)——鍼灸・漢方薬と在住外国人が中医を使う場面

中国伝統医学(TCM)は病院の中にも街中にも存在する。鍼灸・推拿・漢方薬の基本知識と、在住外国人が実際に中医を使うシーン、費用の目安をまとめた。

2026-04-12
中医学TCM鍼灸漢方医療

この記事の日本円換算は、1CNY≒21円で計算しています(2026年4月時点)。

肩こりが続いて同僚に相談したら「鍼に行ってみたら?」と返ってきた——中国在住あるあるだ。中国では西洋医学と中医学が並立しており、総合病院にも「中医科」が設置されている。

中医学の主なメニュー

鍼灸(针灸):ツボに鍼を刺す施術。1回30〜60分、50〜200CNY(約1,050〜4,200円)が相場。肩こり、腰痛、不眠、月経不順などで利用する在住外国人が多い。

推拿(すいな):中医の手技マッサージ。あん摩に近いが経絡理論に基づく。60分100〜300CNY(約2,100〜6,300円)程度。

拔罐(バッカン):カッピング。背中にガラスや竹の吸い玉を当てて血流を促す施術。オリンピック選手が痕をつけて話題になったことで海外でも知名度が上がった。

中薬(漢方薬):診察後に処方される。煎じ薬、顆粒、丸薬の形状がある。処方費用は症状によって幅があるが、1週間分で200〜500CNY(約4,200〜10,500円)程度。

在住外国人が中医を使う典型的なシーン

最も多いのが「慢性的な疲れや痛みで西洋医学では異常なし、と言われた」ケース。次いで「産後ケア」「花粉症・アレルギー」「胃腸の不調」など。

妊産婦向けの月子中心(産後ケアセンター)では中医療法が組み込まれているケースも多く、中国に長く住む外国人の中には出産前後に積極的に利用する人もいる。

言語の壁

中医師との診察は基本的に中国語。主要都市の外国人向けクリニック(国際診療部)では英語対応できる中医師がいる場合もあるが、数は少ない。症状を中国語で書いたメモを持参するか、WeChat翻訳を活用するのが現実的な対策だ。

中医は「試してみる選択肢」として持っておくと、中国生活の幅が広がる。

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