Kaigaijin
海外在住日本人のメディア
都市・生活

重慶——山の街・霧の街・麻辣鍋の都市で暮らす

中国西南の直轄市・重慶は坂と霧と激辛鍋の街。人口3,000万人超の巨大都市でありながら独特の地形と文化を持つ重慶の在住外国人事情、生活コスト、食文化を解説。

2026-04-20
重慶火鍋西南中国在住外国人生活

この記事の日本円換算は、1CNY≒21円で計算しています(2026年4月時点)。

重慶は平地がない。長江と嘉陵江が合流する山がちな地形に、3,000万人以上(重慶市全域、2020年国勢調査)が暮らしている。エスカレーターが道路を横断し、高架が建物の中を通り抜ける——日本のアニメに出てきそうな近未来的な光景が日常だ。

重慶の特徴

直轄市(北京・上海・天津と並ぶ4大直轄市の一つ)だが、重慶市の「市」は日本の県に相当するほど広く、農村部も含む。主な市街地は渝中区・江北区・南岸区・沙坪坝区などに集中している。

年間の霧日数が100日を超えることもあり「霧都(ウードゥー)」の別名がある。冬は特に曇りがちで日照時間が短い。大気汚染は改善傾向だが、冬の曇天とPM2.5が重なると気分に影響することがある。

食文化——重慶火鍋の本場

重慶は火鍋の発祥地の一つとされる。牛の内臓(脂・百葉など)を麻辣スープで食べる「正宗重慶火鍋」は四川とも異なる独自スタイル。地元の庶民的な火鍋店では1人100〜150CNY(約2,100〜3,150円)で腹いっぱい食べられる。

在住外国人の生活

重慶に在住する外国人は上海・北京より少ないが、日系企業(自動車部品・電子)や欧米系企業の拠点があり、数百人規模の外国人コミュニティが存在する。在重慶日本人会が活動している。

生活コストは上海の6〜7割程度。外国人向け2LDKマンションが6,000〜15,000CNY/月(約12.6万〜31.5万円)で借りられる。

観光・週末の楽しみ

市内の洪崖洞(ホンヤードン)は夜景が美しいバー・レストラン複合施設で、SNSで話題になりSNS映えスポットとして全国から観光客が集まる。三峡クルーズ(長江下り)の出発地でもあり、週末に船で揚子江の峡谷を旅する選択肢もある。

コメント

読み込み中...