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スマホで医者にかかる——中国のオンライン診療の普及

中国では春雨医生・好大夫在线など医療アプリが普及し、チャット・ビデオで医師に相談できる。病院の長蛇の列を避けるデジタル医療の現在と、外国人が使えるかどうか。

2026-06-24
オンライン診療医療アプリデジタルヘルス

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中国の三甲医院(最高ランクの公立病院)の外来は長い。早朝から来ても、専門医への予約が当日中に取れないことがある。この「看病難(医療を受けにくい)」問題に対して、デジタルヘルス・オンライン診療が解決策として急速に普及した。

「春雨医生(チュンユーイーシェン)」「好大夫在线(ハオダーフー・ザイシェン)」「京東健康(JD Health)」「平安健康(Ping An Health)」——複数の医療アプリが全国展開しており、チャット・ビデオ通話で専門医への相談が可能だ。


中国のオンライン診療の特徴は、スケールとアクセスの容易さだ。各アプリには複数の専門科の医師が登録しており、症状を文字・画像で送ると医師が回答する。一般的な相談は数十元〜数百元(約数百〜数千円)程度の費用で利用できることが多い。

処方箋が必要な薬は、オンライン診療後に電子処方箋が発行され、連携薬局・配達サービスで自宅に届く仕組みが整っている。WeChatやAlipayとの連携で支払いもスムーズだ。


新型コロナウイルス(2020年〜)は中国のオンライン診療普及を加速させた。外出を避けながら軽症の対応ができるオンライン診療は、公衆衛生上のニーズとも合致した。

コロナ後もオンライン診療の利用は定着しており、慢性疾患管理・処方箋更新・育児相談・メンタルヘルスカウンセリングなど幅広い用途に使われている。


外国人が中国のオンライン診療アプリを使うことは技術的には可能だが、中国語でのコミュニケーションが前提になることが多い。英語対応の医師は一部いるが、全科目に対応しているわけではない。

外国人が医療を受ける現実的な選択肢として、上海・北京・広州などの大都市には外籍人口向けの国際医療センター(Jiahui Health・Parkway Health等)があり、英語対応の医師が常駐している。費用は高いが言語の問題が解消される。

日本語対応の医療機関は主要都市に一部あり、日本人コミュニティの情報を活用して事前に把握しておくことが在住者にとって重要だ。

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