WeChat在住者グループ——情報収集から友人作りまでの現実
中国在住外国人にとって欠かせないWeChatのグループチャット。有用な情報が集まる一方でノイズも多い。活用法と注意点、コミュニティの種類を在住者目線で解説。
中国に着いて1週間もすれば、誰かに「このグループ入る?」とWeChatのQRコードを見せられる。そこから中国在住外国人のコミュニティ生活が始まる。
WeChatグループの種類
在住外国人が参加するグループはざっくり4種類に分けられる。
①国籍別コミュニティ:「上海日本人会」「北京日本人コミュニティ」のようなグループ。日本語で家具の譲渡、医療情報、行政手続きの情報が流れる。新着情報が多く、着任直後は特に重宝する。
②エリア別グループ:特定のコンパウンド(外国人向け住宅)や区ごとのグループ。「この辺でいいランドリーある?」「近所でコロナ陽性出た?」などの情報が飛び交う。
③職種・業界グループ:金融、IT、製造業など職種ごとのグループ。転職情報やビザ情報が出回る。
④趣味・スポーツグループ:サッカー、ハイキング、ボードゲームなど。外国人と中国人が混在するケースも多く、語学練習にもなる。
実際に役立つ情報
グループで得られる情報で特に有用なのが「医療」「ビザ」「賃貸」の3ジャンル。「この病院の先生は英語対応できる」「更新書類はこの順番で出すと通りやすい」など、公式サイトには載らない実体験ベースの情報が集まる。
ノイズと詐欺への注意
グループ人数が増えるとスパムや勧誘投稿も増える。マーケティング投稿、NFT・仮想通貨の勧誘、怪しい副業紹介が紛れ込むこともある。情報の精度は発信者に依存するため、重要な判断(医療・法律・財務)はグループ情報だけで動かないほうが安全だ。
リアルの関係に発展させる
グループは窓口にすぎない。定期的なオフ会(meetup)を開催しているコミュニティも多く、まずはイベントに1〜2回参加してみると、グループの"濃さ"がわかる。中国での友人関係の多くは、こういったWeChatグループから始まっている。