中国で健康診断を受ける方法——外国人対応クリニック・費用・予約手順を解説
中国で外国人が健康診断(体检)を受ける方法。就労ビザ用の健康診断、任意の人間ドック、費用相場、外国人対応クリニックの選び方を在住者向けに解説。
この記事の日本円換算は、1CNY≒21円で計算しています(2026年4月時点)。為替は変動するので、現地通貨(CNY)の金額を基準にしてください。
中国で就労ビザ(Zビザ)を取得・更新する際、健康診断(体检)は必須だ。指定の国際旅行衛生保健センター(国际旅行卫生保健中心)で受診する必要があり、日本の健康診断書では代替できない。
この手続きを知らずに渡航すると、ビザ発行が遅れる。到着後すぐに動く必要があるステップだ。
ビザ用健康診断(必須)
就労ビザ申請に必要な健康診断は、各都市の国际旅行卫生保健中心で行う。北京、上海、広州、深圳など主要都市に設置されている。
検査内容は以下の通り。
- 血液検査(HIV、B型肝炎、梅毒、肝機能)
- 胸部X線
- 心電図
- 尿検査
- 視力・聴力検査
- 一般診察(血圧・身長・体重)
費用はCNY 400〜600(約8,400〜12,600円)。予約はオンラインまたは電話で可能。朝食抜きで来院する。結果は3〜5営業日で発行される。
持ち物はパスポート、証明写真2枚(2インチ)、予約確認書。英語対応スタッフがいる施設が多いが、中国語しか通じない窓口もある。基本的な中国語か、翻訳アプリの準備をしておくと安心だ。
任意の健康診断(人間ドック)
ビザとは関係なく、定期的な健康チェックを受けたい場合は2つの選択肢がある。
外国人対応クリニック・国際病院: 上海のユナイテッド・ファミリー病院(和睦家医院)、北京のラッフルズ・メディカル、各地のインターナショナルSOSなど。英語・日本語対応可能な施設もある。費用はCNY 3,000〜10,000(約6.3万〜21万円)。日本の人間ドックと同水準の検査を受けられる。
中国系の体检センター: 美年大健康(Meinian)、爱康国宾(iKang)などのチェーン。費用はCNY 500〜3,000(約1.05万〜6.3万円)で、外資系の半額以下。英語対応は限定的だが、アプリから予約・結果確認ができる。
結果の読み方
中国の健康診断結果は中国語で発行される。外資系クリニックでは英語版も同時に発行されるが、中国系の体检センターでは中国語のみの場合が多い。
結果を日本の主治医に共有したい場合は、英語版の発行を依頼するか、検査項目の対照表を持っておくと便利だ。血液検査の基準値は国際標準に準拠しているので、数値自体は日本の医師にも読める。
定期的な健康管理は海外生活の基盤だ。年1回の健康診断を習慣にしておくと、現地医療への心理的なハードルも下がる。