住居・生活
家主とのコミュニケーション——中国語契約とトラブル事例
中国で賃貸契約を結ぶ際の注意点。中国語契約書の確認ポイント、敷金返却トラブルの回避法、仲介業者の利用メリット、退去時に外国人が直面しやすいトラブル事例をまとめた。
2026-04-27
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中国での賃貸トラブルで最も多いのが「退去時の敷金が返ってこない」だ。これは外国人に特有の問題ではないが、言語の壁と法的知識の差が外国人を不利な立場に置くことがある。
賃貸契約の基本
中国の賃貸契約は中国語が法的原文。英語・日本語訳は参考であり、紛争時は中国語原文が基準になる。契約書に署名する前に、少なくとも以下の項目を確認する。
確認必須項目:
- 家賃・支払いサイクル(月払い・3ヶ月払い等)
- 敷金(押金)の金額と返却条件
- 中途解約の条件と違約金
- 設備の現状記載(エアコン・温水器・家電のリスト)
- 修繕責任の区分(大型設備は家主、消耗品はテナント等)
入居前の記録が命
入居時に室内全体を動画・写真で記録する。家電・壁・床・窓枠のキズ・汚れを入居時点で文書化しておかないと、退去時に「あなたが壊した」と主張される可能性がある。記録を家主とWeChatで共有しておくと証跡になる。
仲介業者の利用
中英バイリンガル対応の仲介業者(中原地産・中共房・外資系不動産会社等)を通じて契約すると、言語の壁と契約内容の確認がスムーズになる。仲介手数料は家賃1ヶ月分程度が一般的。
敷金返却トラブルの回避
退去時は家主立ち会いのもとで内覧を行い、経年劣化と入居者の過失を明確に区分する。中国の「住宅室内装饰装修管理办法」では経年劣化の修繕費はテナントの負担にならないと定めている。
トラブルが解決しない場合は、居住地の街道弁事処(地域行政)または仲裁機関に相談する選択肢がある。
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