美団・餓了么——中国フードデリバリーの圧倒的な便利さと在住者の依存
中国のフードデリバリーは30分以内の配達が当たり前。美団と餓了么の使い方・料金・注文方法と、在住外国人がどのように活用しているかを解説します。
この記事の日本円換算は、1CNY≒21円で計算しています(2026年4月時点)。
中国のフードデリバリーは、UberEatsや出前館とは次元が違う。配達時間の目安は20〜40分で、注文から到着まで30分を超えたら「少し遅い」という感覚だ。深夜0時を過ぎても注文でき、雨の日でも電動バイクのライダーが届けてくれる。
美団(Meituan)と餓了么(Eleme)
中国のフードデリバリーは2社が市場を支配している:
美団(美团 / Meituan):国内最大手で市場シェア約60〜70%。飲食店の掲載数が多く、地方都市でも利用できる。Tencentが株主。
餓了么(饿了么 / Eleme):Alibaba傘下。Alipay(支付宝)との統合が強く、Alipayアプリからそのまま注文できる。
両サービスとも基本的な使い方は同じで、ユーザーは自分のエリアで配達できる近隣の飲食店からメニューを選び、WeChat Pay・Alipayで決済する。
料金感覚
ローカル中華料理(麻婆豆腐・青椒肉絲等)の定食を一人分頼むと:
- 料理代:25〜45CNY(約525〜945円)
- 配達料:3〜8CNY(約63〜168円)
- プラットフォーム手数料:0〜3CNY程度
一人前で合計30〜55CNY(約630〜1,155円)前後が相場だ。店内価格とほぼ同等か少し割高程度で頼める点が、日本のデリバリーと比較して圧倒的にコスパが良い。
外国人が注文するには
美団・餓了么のアプリは基本的に中国語だが、主要な操作は直感的に行えるレイアウトになっている。WeChat Pay・Alipayが紐づいていれば注文は難しくない。
英語UIのアプリもないわけではないが、主要2社の公式アプリは中国語。最初の1〜2回は現地の同僚や友人に教えてもらうのが一番早い。
日常的な使い方
上海・北京在住の外国人の多くは週3〜5回以上フードデリバリーを使っている。「料理を作る時間がない」「外が暑い/寒い/雨」「ひとりで外食に行くほどでもない」——このような場面でデリバリーが選ばれる。
ランチは社員食堂か近所の食堂、夕食はデリバリー、という組み合わせは多くのオフィスワーカーの定番だ。
日用品の即時配達(30分以内)も美団・京東自营などが対応しており、コンビニで買えるようなもの(飲み物・洗剤・薬)もアプリで頼む習慣が広がっている。
中国在住中にフードデリバリーを使いこなすと、食生活の選択肢が一気に広がる。在住外国人が口をそろえて「中国から帰国したら不便になった」と言う理由のひとつがこのデリバリーの質と速さだ。