中国のビジネス贈答、何を贈ると良くて何を贈ると縁起が悪いか
中国のビジネス文化では贈り物の意味と選び方が重要です。縁起が悪いNGアイテム、喜ばれる贈り物、価格帯のマナーを解説します。
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中国のビジネスパートナーに贈り物をするとき、日本のセンスで選ぶと縁起が悪いものを渡してしまう可能性がある。「意図しない失礼」を避けるために、基本的なNGと定番を知っておきたい。
絶対に避けるもの
傘( umbrella / 伞):中国語で「傘(sǎn)」は「散(sǎn=別れる)」に発音が近く、別れや縁切りを連想させる。ビジネスでも個人でもNGとされる。
時計( 钟 zhōng):「送鐘(sòng zhōng)」は「最後のお別れ(葬式)」を意味する「送終(sòng zhōng)」に同音になり、縁起が非常に悪い。腕時計(手表)はセーフだが、置き時計・掛け時計は要注意だ。
梨(lí):「梨」は「離(lí)」と同音で、別れを連想させる。果物を贈る際には梨を含まないセットを選ぶほうが安全。
靴:人に靴を贈るのは「早く立ち去ってほしい」という意味になる、という説がある。実際にはそれほど気にしない人も多いが、ビジネス相手に靴を贈るのは避けておくのが無難だ。
喜ばれる定番の贈り物
高品質のお茶:プーアル茶・鉄観音・龍井茶などの銘茶は中国文化に根ざした贈り物として広く喜ばれる。「日本から来た高品質な緑茶」も喜ばれる可能性が高い。
酒(白酒・高級ウイスキー):特に中高年の男性の取引先には喜ばれる。茅台(マオタイ)や五粮液のような有名ブランドは贈答価値が高い。ただし相手が下戸・宗教上の理由で飲まない場合はNGなので確認が必要だ。
日本の食品・菓子:和菓子、抹茶関連商品、海産物の加工品などは「日本から来たもの」として特別感がある。日本人が贈る場合のアドバンテージを活かした選択だ。
価格のマナー
中国の贈答では価格が見えることを気にしない文化がある。高級ブランドのボックス入り・高価格帯の贈り物は「大切にしている」というメッセージとして受け取られる。
逆に安すぎる贈り物は「軽く見られている」と感じさせる場合がある。重要な取引先・会食前の贈り物ならCNY 200〜500程度(約4,400〜11,000円)以上が一般的な水準だ。
数字の縁起
中国では「4(sì)」は「死(sǐ)」に音が近いため忌み数とされる。贈り物は4個セットを避け、8(繁栄)や6(順調)のセット数を意識すると細かい配慮が伝わる。