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火鍋文化の地域差——四川の麻辣鍋と広東の清湯鍋

中国の火鍋は地域によって全く異なる。四川の痺れる麻辣スープから広東のあっさり清湯まで、主要な火鍋スタイルの違い、料金相場、外国人が注文するときのポイントを解説。

2026-04-15
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この記事の日本円換算は、1CNY≒21円で計算しています(2026年4月時点)。

「火鍋(ホーグオ)」と一言で言っても、四川と広東では全くの別物だ。中国在住が長くなると、火鍋のスタイルで「この人はどの地方出身か」がわかるようになってくる。

火鍋の主要スタイル

四川火鍋(麻辣鍋):唐辛子と花椒(ホアジャオ)を大量に使った真っ赤なスープが特徴。辛さ(辣)と痺れ(麻)が組み合わさった「麻辣(マーラー)」の刺激がクセになる。重慶もこのスタイルで、四川鍋と重慶鍋は若干の違いがある。

広東火鍋(清湯鍋):豚骨・鶏・干し貝柱などで取った透明なスープが基本。食材の素材の味を引き出すスタイル。広州・深圳・香港系の火鍋はこちらが多い。

鴛鴦鍋(えんよう鍋):鍋を二分割し、半分が麻辣・半分が清湯の「二種スープ鍋」。辛いものが苦手な外国人にはこれが便利。

料金相場

人気チェーン(海底捞・小肥羊等)での1人あたり費用は80〜150CNY(約1,680〜3,150円)程度。食材を好きなだけ注文するスタイルのため、頼みすぎると跳ね上がる。ランチタイムのセットメニューは50〜80CNY(約1,050〜1,680円)のところが多い。

辛さの調整

四川・重慶系の店では注文時に辛さレベルを選べることが多い。「微辣(ウェイラー)」「中辣(ジョンラー)」「特辣(トーラー)」などの表記がある。外国人は「不辣(プーラー)——辛くしないで」か「微辣」から試すのが無難。

火鍋の作法

麻酱(ゴマダレ)+香菜(パクチー)+腐乳(豆腐クリーム)などをブレンドする「蘸料(チャンリャオ)」が各自に配られる。自分好みのタレをブレンドするのが火鍋の醍醐味の一つ。

真冬の寒い日に仲間と囲む火鍋は、中国在住の定番記憶の一枚になる。

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