中国でキャッシュレス生活、外国人が使えるアリペイとWeChatペイの最新状況
2023年以降、中国のアリペイとWeChatペイが外国人でも使いやすくなりました。外国カードでのチャージ方法、まだ使えない場面、対策を最新情報でまとめます。
この記事の日本円換算は、1CNY≒22円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
「中国に行ったらキャッシュが使えなくて困った」という話は2015〜2019年頃に多かった。現金が使えないのにアリペイもWeChatペイも外国人は使えないという状況が生まれていた。2023年以降、この状況は変わってきた。
2023年以降の変化
中国当局と決済プラットフォームが、外国人の観光促進のためにキャッシュレス決済の利便性向上を進めた。
アリペイ国際版(Alipay International)は外国のVisaカード・Mastercardでのチャージが可能になり、パスポート認証でアカウントを開設できる。チャージ上限(CNY 2,000/回程度等の制限がある場合があるため最新情報を確認)はあるものの、日常的な支払いには十分対応できる。
WeChatペイ(WeChat Pay)も同様に外国カードとの連携機能が整備され、国際版での利用範囲が広がっている。
設定の手順(概要)
設定手順は変更される可能性があるため、最新の公式情報を確認することを前提に、概要を紹介する。
①アリペイアプリをダウンロードし、パスポートで本人確認 ②外国のクレジットカード(Visa/Mastercard)を登録 ③残高にチャージして支払いに使用
外国人専用の「e-CNY(デジタル人民元)」ウォレットを使う方法もあり、観光地でのTrialが進んでいる。
まだ使えない・難しい場面
政府・行政サービス(各種手続きの支払い)は外国人には開かれていないケースがある。一部のローカル店舗はWeChatペイのみ対応でアリペイ不可のこともある。
また一部の決済機能は中国の銀行口座にリンクしていないと使えないものもあり、完全に国内利用者と同じ体験はまだできない。
現金も引き続き持参
外国人観光者への対応として中国では「現金拒否」を行政指導で禁止しているが、実際にはローカルな店舗・屋台では現金対応が難しいケースもある。
外国人・旅行者は念のため現金(CNY 500〜1,000程度)を手元に持つことを勧める。ATMはChinaの銀行ATM(中国銀行・工商銀行等)で国際カードからCNYが引き出せる場所が多い。
長期在住者はやはり中国銀行口座が基本
長期滞在する場合は、中国の銀行口座を開設し、アリペイ・WeChatペイと紐づけることで国内利用者とほぼ同等の体験ができる。口座開設には在留許可証とパスポートが必要だ。