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水の安全——中国で水道水を飲まない理由とウォーターサーバー文化

中国の水道水は基本的に飲用に適さないとされている。在住外国人が実践する飲料水の確保方法——ウォーターサーバー、ミネラルウォーター、浄水器の使い分けと費用を解説。

2026-04-25
飲料水ウォーターサーバー生活衛生

この記事の日本円換算は、1CNY≒21円で計算しています(2026年4月時点)。

中国に来た日本人が最初に驚くことの一つが「水道水を飲まない」という日常だ。これは中国人も同じ感覚で、老若男女問わず水道水を直接飲む習慣がない。

なぜ水道水を飲まないのか

中国の水道水の衛生基準は国家基準(GB 5749-2006)によって定められており、都市部では処理技術が向上している。しかし配水管の老朽化・重金属残留・消毒副産物(トリハロメタン)のリスクが残存しており、加熱(沸騰)なしに生飲みするのは推奨されていない。

中国人の「お湯(热水)を飲む」文化——ポットのお湯をそのまま飲んだり、白湯を飲む習慣——も、水道水を沸かして安全にするという歴史的背景から来ている面がある。

飲料水の確保方法

①ウォーターサーバー(桶装水):最もポピュラー。19リットル入りのボトルを配送で定期購入する形が一般的。1本25〜60CNY(約525〜1,260円)程度。コンパウンドや会社には設置されていることが多い。

②ミネラルウォーター(瓶装水):農夫山泉・怡宝・百岁山などが代表的なブランド。500ml当たり2〜5CNY(約42〜105円)。コンビニ・スーパーで購入。

③家庭用浄水器:逆浸透(RO)膜方式の浄水器を設置するケース。設置費用10,000〜30,000CNY(約21万〜63万円)+フィルター交換費がかかるが、長期的にはコスト効率が良い。

料理・歯磨きについて

料理(特に生野菜の洗浄、パスタの茹で水など)にもミネラルウォーターを使う人が多い。歯磨きは水道水で問題ないという見解が一般的だが、口に入れたくない場合はミネラルウォーターを使う選択肢もある。

「水を買う」という感覚に慣れると、日本に帰ったときに水道水が飲める幸福感を再発見できる。

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