タオバオ(淘宝)を外国人が使う方法と、偽物を避けるコツ
中国最大のECプラットフォーム・タオバオは中国在住者の必須ツールです。外国人が使うための準備、偽物・品質リスク、代替としてのTmall(天猫)を解説します。
この記事の日本円換算は、1CNY≒22円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。
中国在住者で「タオバオを使わない日はない」という人は珍しくない。家電・衣類・食品・日用品・家具・ペット用品まで、ほぼ何でも翌日か翌々日に玄関前に届く。この利便性を一度知ると、他の国のECが物足りなく感じるようになる。
タオバオとは
タオバオ(淘宝)はAlibabaグループが運営するC2C・B2C混在のECプラットフォームだ。出店者は個人から企業まで幅広く、商品数は数十億点を超えると言われる(推定)。
価格が安い反面、品質管理はプラットフォーム側が保証していないため、低品質や偽物が混在するリスクがある。これが「タオバオは安いが怖い」という評価につながっている。
外国人がアカウントを作る方法
タオバオのアカウント登録には中国の携帯電話番号(SMS認証)が必要だ。中国のSIMカードを持っていれば登録できる。
決済はアリペイ(支付宝)と連携するが、外国人がアリペイの本人認証(リアルネーム)を完了させるには、パスポートによる認証手続きが必要だ。近年は外国のVisaカードでも決済できる「国際版アリペイ」が整備されており、外国人でも利用しやすくなった。
Tmall(天猫)という選択肢
品質を重視するならTmall(天猫)のほうが安心だ。TmallはタオバオのブランドEC版で、出店するには審査があり、正規代理店や公式ブランドが中心だ。価格はタオバオより高いが、偽物や不良品のリスクが低い。
日本ブランドの公式店舗がTmallに出店しており、中国国内から日本のブランド商品を正規ルートで購入できる。
偽物を避けるコツ
タオバオで偽物・低品質品を避けるための実践的なポイントがある。
①販売実績(月間销量)と評価(好評率)が高い店舗を選ぶ ②価格が市場相場より著しく安い場合は疑う ③レビューの写真付きコメントを確認する(中国語で写真付きの評価を「晒图」という) ④正規代理店マーク(天猫の場合は「Tmall」マーク)のある店舗を優先する
配達の速さと受け取り
大都市では注文から24〜48時間での配達が標準的だ。配達員(快递员)がドアまで届けてくれるか、マンションのロッカー(快递柜)に預けてくれる。不在の場合の再配達連絡はSMSまたはWeChatで来る。
この配達の速さと手軽さが、中国の生活を変えた最大の要因のひとつだと言う在住者は多い。