ビザ・在留
Zビザ(就労ビザ)——中国で働くための申請プロセスと必要書類
中国で就労するにはZビザと就業証の取得が必要。申請手続き・外国人就業証の条件・更新プロセスと、実際の在住者が経験する手間を解説します。
2026-04-07
中国ビザ就労ビザZビザ外国人就業証
中国で働くためにはZビザ(就労ビザ)と外国人就業証(外国人工作许可证)の両方が必要だ。申請は雇用主が主導して行うが、書類準備は本人の関与が大きく、初めての場合は想定より時間がかかることが多い。
Zビザ取得の流れ
- 雇用主が就業許可を申請(中国国内の商務局・人力資源社会保障局へ)
- 外国人就業証(A/B/C類)の認定通知書取得
- 日本の中国大使館でZビザ申請
- 中国入国後30日以内に就業証と居留許可証を取得
入国後の居留許可証は公安局(出入境管理局)で申請し、通常の就労目的では「工作类」の居留許可証が発行される。有効期間は就業証の有効期間(1〜3年)に合わせて設定されることが多い。
外国人就業証のA/B/C分類
中国は2017年以降、外国人の就業許可を「A/B/C」の3カテゴリに分類している:
- Aカテゴリ:高度専門人材(ノーベル賞受賞者・国際機関幹部・年収60万元以上等の条件)
- Bカテゴリ:一般的な外国人専門職(日本人のほとんどはこのカテゴリ)
- Cカテゴリ:短期・季節労働・外国語教師等
Bカテゴリの主な申請要件:
- 60歳以下(特例あり)
- 大学卒業以上の学歴または技術資格
- 当該職種での2年以上の実務経験
- 犯罪歴なし
- 雇用主のある都市での就業が条件
必要書類(代表的なもの)
- パスポート(有効期間6ヶ月以上)
- 外国人就業証申請書
- 最終学歴の卒業証書(公証・翻訳が必要な場合あり)
- 職歴証明書
- 健康診断証明書(指定医療機関で受診)
- 無犯罪証明書(日本の市区町村・法務省経由)
- 雇用契約書(中国語版)
健康診断は中国政府指定のクリニックで受診する必要があり、日本側の健康診断書は受理されない場合が多い。
居留許可証の更新
就業証・居留許可証の更新は有効期限の30日前から申請可能。更新には継続雇用の証明・賃金支払い証明などが必要で、勤務先の人事担当が主導するケースが多い。
転職時(別の雇用主に変わる場合)は就業証を失効させ、新しい雇用主のもとで再申請する必要がある。この間の空白期間に在留資格が失効しないよう、転職スケジュールを人事と調整することが重要だ。
中国の就労ビザは書類の量が多く、手続きに2〜4ヶ月かかることも珍しくない。日本から赴任する場合は、内定から赴任まで少なくとも3ヶ月の余裕を見るのが現実的な想定だ。
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