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黄河流域の都市を旅すると、中国文明の深さが体感できる

洛陽・西安・鄭州を結ぶ黄河流域は中国文明の発祥地。龍門石窟、殷墟、兵馬俑を繋ぐ旅のルート、現地の食と宿を解説します。

2026-07-16
中国黄河洛陽西安歴史

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中国の教科書では「黄河は中華文明の母なる川」と書かれている。これは比喩ではなく、黄河流域に実際に殷・周・漢・唐という中国史の主要王朝が置かれ、その遺跡が今も地上と地下に残っている。

洛陽:龍門石窟と牡丹

洛陽は東周・後漢・隋・唐など複数の王朝の首都が置かれた古都だ。龍門石窟(ロンメン・グロット)はユネスコ世界遺産で、イーシュイ川の崖面に掘られた2,300以上の石窟に約10万体の仏像が刻まれている。特に大型の「盧舎那大仏」は圧巻だ。

入場料はCNY 90(約1,980円)。春(4〜5月)には洛陽の牡丹が咲き、牡丹節が開催される。この時期は観光客が集中する。

鄭州:殷墟と考古学博物館

河南省の省都・鄭州は現代的な高速鉄道のハブ都市だが、近郊の安陽には殷墟(インキョ)という殷(商)時代の遺跡がある。甲骨文字(漢字の祖先)が発見された場所で、中国文字の歴史的な起点のひとつだ。

鄭州には河南博物院という充実した考古学博物館があり、黄河文明の出土品が体系的に展示されている。入場無料で内容は非常に濃い。

西安:秦始皇帝陵と兵馬俑

西安(長安)は秦・漢・唐の首都として繁栄した都市だ。兵馬俑(ビンマーヨン)は1974年に農民が偶然発掘した秦始皇帝の陵墓の副葬品で、8,000体以上(推定)の等身大の陶製武人が埋葬されている。世界遺産で入場料はCNY 150〜190(約3,300〜4,180円)程度。

西安の回族街(回民街)は食べ歩きの名所で、牛羊肉泡饃(ポウモウ)、羊肉串、石子馍などの西北料理が並ぶ。

旅のルート

高鉄で鄭州〜洛陽〜西安は1〜2日で移動できる。3〜5日間のルートとして鄭州(1泊)→洛陽(2泊)→西安(2泊)という旅程が観光のボリュームと移動のバランスが良い。

夏の訪問は酷暑(35〜40℃)があるため、できれば春・秋が最適だ。それでも行くなら早朝の観光と昼の休憩を組み合わせると体力的に無理なく回れる。

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