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中考(チョンカオ)——高校受験が人生を分岐させる中国の試験文化

中国の中学3年生は「中考(初中毕业考试)」で高校の振り分けが行われる。普通高校か職業高校かという分岐は、その後の大学受験・キャリアにまで影響する重大な試験だ。

2026-06-12
中考受験教育制度

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中国の教育制度の中に「中考(チョンカオ)」という試験がある。中学3年生(15歳前後)が受ける高校入試で、得点に応じて重点普通高校・一般普通高校・職業高校に振り分けられる。

「ガオカオ(高考:大学入試)」の知名度は国際的に高いが、実はその前段にある中考も同様に人生の分岐点だ。


中国では普通高校(大学進学ルート)への進学率は100%ではない。地域・年度によって差はあるが、おおよそ中学卒業生の約50〜60%程度が普通高校に進学し、残りは職業技術学校(中職)へ進むとされる(推定、教育省データ)。

職業高校ルートからも大学進学は可能(高職・専科大学を経る「职教高考」ルート)だが、一般的な4年制大学への進学は難しくなる。中考の結果が事実上「人生の大きな分岐」になる点で、受験生と親への圧力は大きい。


中考の競争は特に都市部で激しい。北京・上海・深圳では重点高校の定員が限られており、小中学校からの成績管理・塾通い・課外活動が中考対策として行われる。「双減政策」(宿題・塾の時間削減を目指した2021年の規制)は教育産業に大きな変化をもたらしたが、受験競争そのものの圧力を根本から変えるには至っていない。


外国人の子どもが中国の公立学校に通う場合、中考の対象になる。外国籍の子どもに対して公立校での対応は地域・学校によって異なり、インターナショナルスクールへの進学を選ぶ外国人家族が多い。

インターナショナルスクールは年間の学費が高く(数万〜数十万元規模、推定)、費用は渡航先と家族状況によって大きく異なる。企業派遣の駐在員なら教育費補助が出るケースも多いが、自費移住者には大きな出費だ。


中考は、中国社会が「人材のふるい分け」をどのように設計しているかを映す鏡だ。15歳の試験結果が人生のコースに影響するこの構造への問い直しは、中国社会の中でも続いている。

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