ドイツには「保険」が10種類以上ある——在独日本人が入るべき保険の整理
ドイツは保険大国で、健康保険以外にも法的保護保険、家財保険、自転車保険など多様な保険が存在する。在独日本人が知っておくべき保険の種類と優先度を実用的に解説する。
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ドイツに住み始めると、様々な保険の勧誘・案内が来る。既存記事でも健康保険(Krankenversicherung)や賠償責任保険(Haftpflichtversicherung)は取り上げているが、それ以外にも多数の保険が「ドイツ生活の標準」として普及している。
何に入るべきかを整理する。
必須クラス:賠償責任保険(Haftpflichtversicherung)
他人に損害を与えた場合の賠償をカバーする保険。月額€5〜€10(約815円〜1,630円)程度で加入できる。
ドイツではこの保険がないと社会生活が難しいと言われるほど普及している。自転車で人にぶつかった、子どもが他人の物を壊した、ペットが人を傷つけた——こういった場面でこの保険が機能する。単身・家族ともに加入が推奨される。
推奨クラス:法的保護保険(Rechtsschutzversicherung)
弁護士費用・訴訟費用をカバーする保険。ドイツは法律に基づく解決が一般的で、家主とのトラブル、職場での問題、交通事故の後処理などで弁護士が必要になるケースがある。
月額€20〜€50(約3,260円〜8,150円)程度。「使う機会がないかもしれないが、使うときに安心感が全然違う」として在独外国人に推奨されることが多い。
推奨クラス:家財保険(Hausratversicherung)
賃貸住まいの場合、家の中の家財(電子機器、家具、衣類等)を盗難・火災・水害からカバーする保険。月額€10〜€20(約1,630円〜3,260円)程度。
家主の建物保険(Gebäudeversicherung)は建物自体をカバーするが、入居者の家財はカバーしない。分けて考える必要がある。
在独日本人に特有の考慮点
日本の保険(海外旅行保険・海外在住者向け生命保険等)との重複確認が必要だ。会社の駐在では会社の保険でカバーされている場合があり、個人で入る保険を最小限にできることもある。
Huk-Coburg、Allianz、AXA、AOK(医療)などのドイツの主要保険会社のウェブサイトはドイツ語が基本だが、一部英語対応もある。在独日本人コミュニティでは日本語で保険手続きを代行してくれる保険代理店の情報が共有されることがある。
解約のルール
ドイツの保険は「自動更新+解約予告期間(Kündigungsfrist)」が標準だ。解約したい場合は「3ヶ月前に書面で通知」が多い。この期限を逃すと1年間延長される。
加入時に解約のルールを確認しておくことが、ドイツの保険で「知らなかった」を防ぐための最重要ポイントだ。