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ドイツの確定申告(Steuererklärung)——やると返ってくるお金の話

ドイツでは確定申告(Steuererklärung)は義務の場合もありますが、多くのケースで申告すると税金が還付されます。やり方と還付を受けやすい状況を解説します。

2026-06-28
確定申告Steuererklärung税金税還付

この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

ドイツで働いていると、「確定申告(Steuererklärung:シュトイアーエアクレールング)をやると税金が返ってくることが多い」という話を耳にする。

これは事実だ。多くの場合、申告することで数百〜数千ユーロの還付を受けられる。やらないのは「お金を捨てている」に近い。

なぜ還付されるのか

ドイツの給与所得者は毎月「Lohnsteuer(ロンシュトイアー:源泉所得税)」を天引きされる。この源泉徴収は「最大税額」で引かれていることが多く、実際に申告して控除を適用すると、過剰に徴収された分が戻ってくる仕組みだ。

控除できる主な費用

Werbungskosten(業務関連費用)として、以下が対象になる:

  • 通勤費(Entfernungspauschale):自宅〜職場間の片道距離1kmにつき0.30〜0.38ユーロ(年度・条件で変化)
  • ホームオフィス費用(Homeoffice-Pauschale):在宅勤務日数に応じた定額控除
  • 職業用の機器・書籍

Sonderausgaben(特別支出):

  • 追加的な健康保険・生命保険料
  • 寄付金
  • 教会税(Kirchensteuer)

Außergewöhnliche Belastungen(特別の経費):

  • 医療費の自己負担分

申告の義務と任意

申告が義務になるのは、「複数の収入源がある」「副業がある」「フリーランス収入がある」「夫婦合算申告(Zusammenveranlagung)を選択したい」などのケースだ。

通常の給与所得者は申告義務がないケースも多いが、任意で申告すると還付を受けられることが多い。申告は過去4年分まで遡って行える(時効前)。

ツールと方法

  • ELSTER(エルスター):連邦税務署の公式オンラインシステム(無料)
  • TaxFix、Wundertax、Smartsteuerなどの商用アプリ(有料だが操作が簡単)

ドイツ語での申告が難しい場合は、Lohnsteuerhilfeverein(賃金税務援助協会)に比較的安い年会費で加入すると、専門家が申告を手伝ってくれる。

年間で数百〜1,000ユーロ以上の還付は珍しくない。申告をためらう理由はない。

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