手続き・届出
日本の免許をスペインで切り替える——Canjeの手続きと落とし穴
スペインと日本は運転免許の相互切替(Canje)協定がある。しかし手続きには数ヶ月かかり、書類不備で何度もDGTに通うことになる現実。
2026-05-28
運転免許CanjeDGT手続き車
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スペインと日本には運転免許の相互切替協定がある。試験なしで日本の免許をスペインの免許に切り替えられる——制度上は。現実には、書類の準備と役所の手続きで2〜4ヶ月かかる。
必要な書類
- 日本の運転免許証(有効期限内)
- 免許証の公式スペイン語翻訳(日本大使館で取得。EUR 35〜50程度、約5,600〜8,000円)
- NIE(外国人登録番号)
- Empadronamiento(住民登録証明書)
- 健康診断書(Certificado médico): 指定の「Centro de Reconocimiento de Conductores」で取得。EUR 20〜40(約3,200〜6,400円)
- 写真(32x26mm、スペイン規格。日本の証明写真サイズと異なるので注意)
- Tasa DGT(交通局手数料): EUR 28.87(約4,619円)
手続きの流れ
DGT(交通総局、Dirección General de Tráfico)に予約(cita previa)を取るところから始まるが、ここが最初の壁だ。大都市のDGTは予約が1〜2ヶ月先まで埋まっていることがある。
予約当日に全書類を提出し、問題がなければ受理される。日本の免許証はDGTに回収され、手続き完了まで手元に残らない。完了まで仮免許証(autorización temporal)が発行される。
新しいスペイン免許証が届くまでさらに1〜2ヶ月。合計で2〜4ヶ月が標準的な所要期間だ。
よくある落とし穴
- 免許証の翻訳: 民間翻訳業者では受理されないことがある。在スペイン日本国大使館の翻訳が最も確実
- 写真サイズ: 日本の3x4cmではなく、スペインの32x26mm。写真屋で「para el carnet de conducir」と伝える
- NIEの有効期限: NIEの期限が切れていると手続きが止まる。事前に確認を
- 日本の免許の回収: 手続き中は国際免許証も使えなくなる。レンタカーの予定がある場合は時期に注意
切替をしない選択
スペインに6ヶ月以上滞在する場合、日本の免許証+国際免許証での運転は法的にグレーゾーンになる。1年以上の長期滞在なら切替は実質的に必須だ。
手続きは面倒だが、一度取得すればEU全域で有効な免許が手に入る。更新は15年ごとで、日本の3〜5年ごとの更新に比べると楽だ。
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