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ガウディとバルセロナ建築——サグラダ・ファミリアと在住者の日常

バルセロナに住むと、ガウディの建築が観光スポットではなく生活の背景になる。サグラダ・ファミリアを中心に、在住者が感じる建築都市バルセロナの日常を紹介する。

2026-04-25
バルセロナ建築ガウディ文化観光

この記事の日本円換算は、1EUR≒160円で計算しています(2026年4月時点)。

バルセロナに住んでいると、観光客がサグラダ・ファミリアの前で写真を撮っている傍らで、地元の人が普通にそばを通り抜けていく。世界遺産が日常の風景になっている。この感覚に慣れるのに少し時間がかかる。

サグラダ・ファミリアの現状

アントニ・ガウディ(1852-1926)が設計を引き継ぎ1883年から建設が始まった大聖堂は、2026年時点でまだ工事が続いている。着工から140年以上経った今でも完成していない建物として世界的に知られる。

スペイン内戦中(1936〜39年)にガウディの設計図の一部が焼失したが、残された資料と現代のコンピュータ技術を使って建設が継続されている。完成予定は2030年代を目標としているが、変動する可能性がある。

入場料は€26〜36(約4,160〜5,760円)と高額で、入場には事前予約が必須だ。在住外国人も一度は入場する価値があるが、週末の混雑は相当なものなので平日の午前中を選ぶのが現実的だ。

在住者とサグラダ・ファミリア

バルセロナ在住者の多くは「サグラダ・ファミリアは観光客のもの」という感覚がある。外から眺めるだけなら無料で、グラシア通り側からの外観や、周辺の公園から見上げる景観は在住者でも楽しめる。

建設の進捗は年単位でわかる変化があり、長く住んでいると「以前はなかった塔が完成した」という経験ができる。

ガウディの他の作品

バルセロナ在住なら、サグラダ・ファミリア以外のガウディ作品も訪ねる価値がある:

  • カサ・バトジョ(グラシア通り):内部見学€35〜45。骨と鱗のような有機的デザイン
  • グエル公園:入場€10(モニュメントゾーン)。丘の上から市街地が見渡せる
  • カサ・ミラ(ラ・ペドレラ):€25前後。屋上の煙突が特徴的

在住者向けの年間パスや割引制度もある。一度でなく、季節を変えて何度か訪れると作品の多様な顔が見える。

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