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スペインの保険事情:在住者が入るべき保険と費用の目安

スペインには公的医療保険があるが、在住外国人の加入要件は状況によって異なる。民間医療保険・賃貸保険・自動車保険の選び方と費用感を整理する。

2026-07-14
保険医療保険生活費

この記事の日本円換算は、1EUR≒163円で計算しています(2026年5月時点)。為替は変動するので、現地通貨の金額を基準にしてください。

スペインに来て最初に困惑するのが「保険」だ。公的制度に加入できるのか、民間を別途契約すべきか、情報が散らばっていてわかりにくい。

公的医療保険(SNS)

スペインの国家保健システム(SNS)は、スペインに合法的に在住してエンパドロナミエント(住民登録)を持つ人に、原則として無料で医療サービスを提供している。雇用されて社会保険料を支払っている場合は自動的にカバーされる。

問題は、自営業(アウトノモ)登録をしていない、あるいはデジタルノマドビザなど特定ビザで在住している場合に、公的保険への加入要件を満たさないケースがある点だ。この場合は民間医療保険(セグロ・メディコ)が実質必須になる。

民間医療保険の費用

スペインの民間医療保険大手には「アシスタンシア・サニタリア」「ASISA」「DKV」「Sanitas」などがある。30代健康な成人で月50〜100EUR程度(推定)が目安で、待ち時間なしで私立病院にアクセスできるのが公的保険との大きな違いだ。

デジタルノマドビザや非就労ビザの申請には、民間医療保険への加入証明が必要なケースが多い。

賃貸保険(セグロ・デ・ホガル)

スペインのアパート賃貸では、入居者が「コンテンツ保険(contenidos)」に任意加入できる。家電・家具の盗難・水漏れ被害をカバーし、月5〜15EUR程度から入れる。建物構造自体は建物保険(オーナー側の責任)でカバーされるが、個人の家財はカバー外になる。

水漏れは特に要注意で、スペインの古いマンションでは上の階からの水漏れ被害が起きることがある。

自動車保険

スペインで車を所有する場合、自賠責保険(セグロ・オブリガトリオ)への加入は法的義務だ。任意の包括保険(トードリエスゴ)は年200〜500EUR程度(車種・年齢・地域により大きく異なる)。

保険比較サイト(comparador de seguros)を使うと、Mutua Madrileña、MAPFRE、Línea Directaなどの主要会社を横断比較できる。

保険は「加入してから後悔する」ではなく「加入しなくて後悔する」ケースがほとんどだ。スペインでの生活開始前に医療保険だけでも確保しておくことが、精神的な安定にも直結する。

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